こんにちは、ひじりです。
放射線治療の最初の週が終わり、何となく慣れてきました。
あと丸5週間。頑張ります。
私の場合、早期ということもあって、治療の期間を選ぶことができました。
通常は6週間が基準なのだそうですが、欧米を中心に、長期間の治療という負担を減らすため、1回当たりの放射線照射量を1.33倍に増やし、その分期間を短縮するという試みが行われているそうなのです。
さすが欧米はそういうところは先進的ですねぇ。
先生によると、こういうことでした。
*今のところ、照射量を増やしたことでのトラブルの報告はない。
*治療結果も、同じようである。
*皮膚の黒ずみや痛みなどについては、短期間の方が若干良いという報告がある。
*但し1回の照射量が多いことによって、乳房の縮小が多少大きいという報告がある。
*まだ新しい試みなので、長期間(10年以上)経った後にどういう後遺症が出るか分からない。
先生:「乳房の縮小は個人差があるので何ともいえないのですが、やはり見た目を気にされる方は多いですね。
また長期での後遺症も分かっていないため、当病院では、20代~30代の患者さんには、今まで通り6週間を勧めています。
これでしたら、その後の後遺症リスクについても既に十分に分かっているからです。
でも、60代とか70代以上の方には、4週間をお勧めしています。
期間が短くて、金額の負担も少なくなりますからね。
菊山さんは丁度その中間の年代なので、リスクを検討してご自分で判断して頂くのがいいと思います。
ちなみに、同年代の方々の選ぶ割合は、半々ですね。」
え~~~~どうしよう~~~
いえ、期間短縮はとっても嬉しい話なんです。
通う期間が短いのは、本当に楽だと思いますし、治療費も2週間分浮くわけです。
またそれが結構な金額なんですよ。
ただ、私にはこれが引っ掛かりました。
乳房の縮小・・・
私の場合、腫瘍摘出検査レベルの手術だったので、乳房の変形もなく、そのまま残っているわけです。
せっかく運よく残ったのに、縮小かぁ・・・
6週間の治療でも、多少縮小が起きるのだそうです。
なんでも、放射線が当たることによって、炎症のようになって、一旦は細胞が膨れるそうなんですね。
その後、その炎症が治まるに従って、細胞の収縮が起こり、小さくなっていくそうなんです。
4週間だと、1回当たりの放射線照射量が多い(1.33倍)ために、最初の炎症や脹れが大きくなり、その後の収縮も大きくなるそうなんです。
太陽の日焼けだって、毎日少しずつ焼いていればこんがり綺麗な小麦色になりますが、急に焼くとやけどになってそのあとも大変ですよね。
そんなイメージでしょうか。(違ったらゴメンなさいねー)
もちろん、全く変わらない場合もあるでしょうし、6週間でも縮小が大きい場合もあると思うので、一概には言えないのは重々承知なんです。
でもね・・・
もしかしたら、これから凄ーいイケメンの青年と恋に落ちることもあるかもしれません
その時に、
「この乳房の縮小・・・。6週間だったら、これほど縮小していなかったのかもしれない。
あー6週間にしておけばよかった・・・」
なんていう後悔だけはしたくない・・・
もちろん、乳房の縮小くらいで判断するようなオトコは最初から願い下げです。
でも、やっぱりちょっと気にしちゃうのが女性というもの・・・。
そんな妄想が頭をグルグル回り、思わず
「6週間でお願いします」
と答えたのでした。
夢でガン告知を受けたときに、これで死んじゃうならそれはそれで仕方ない・・・と思った気持ちは、今も全然変わりません。
えぇ、本当に覚悟はできています。
でも、すでに凄いイケメン青年との恋を想定しているなんて、生きる気満々ですね(笑)。
(更に、わざわざ「青年」と考えるあたり、我ながら凄いと思いました。爆)
だってせっかく生きるなら、やはり自分らしく、より楽しく生きたいですよね~
人間はいつか絶対死ぬんですから。
それがいつなのかは分かりませんが、最後の瞬間まで、大切に生きたいと心から思います