こんにちは、菊山ひじりです。
今日は、自分の役割の気づき方について、ヒントを書いてみますね。
サロンでのスピリチュアル・カウンセリングの際に、「私の今世の魂の役割は何でしょうか?」とよく質問を受けます。
人生の岐路に立っていたり、また転職を考えている方には、特に関心の高い問題だと思います。
これを知っているかどうかで、人生設計にも大きく関わってきますものね。
「役割」というのは、決して仕事や職種という意味ではありません。
また、例えば「妻」とか「母」とかの役割でもありません。
仕事だとか、妻とか母とかいう立場は、その時々に変わって行くものです。
ですから、実はそれはどうでもいい、と言えます。
反対に、そういうものに拘っていると、人生の本質を見失います。
本当の意味での役割とは、自分の個性が生かされる事です。
そして、その個性が年齢やその時に居る場所などの諸条件によって、一番役に立つ形になったもの、それが役割です。
例えば私の場合は、どうやら「新しい意識を伝えること」がメインの役割のようです。
今まで色々なお仕事をしましたし、海外で仕事をしていたこともあります。
でも、どんな仕事をしていても、「新しい意識の持ち方」を伝える立場にいました。
派遣社員として某一部上場企業に勤めていた時は、効率の悪い古い事務のやり方を代々続けている部署に入り、あまりにイライラしたので(笑)、自分に出来る範囲でファイリングのやり方を全部変えてしまいました。
今までのやり方を改革することに対して最初は嫌な顔をしていた正社員の女性たちが、実際に業務をしてみると非常にやり易いことに気づき、最後はとても信頼して仕事を任せてくれるようになりました。
つまり、実務上で彼女達の意識を変える事が、私のその時の役割だったのです。
マリ共和国で村落開発プロジェクトを運営していた時は、村の女性達に保健衛生の啓蒙普及をしたり、識字教室を開催していました(実際には現地人スタッフがやるのをコーディネートするだけですが)。
また、片言の現地語を覚えて、自分でも裁縫や編み物を実地で教えていました。
先進国の外国人、というだけで現地の人たちからみると大きな刺激があります。
そんな刺激となる立場で、識字や手芸の技術を教える事は、現地の意識を根本から変えることにつながっていったのです。
さらに、セネガル共和国に居た時はタロットカードを持参していたので、プロジェクト運営とは全く別のプライベートな時間でしたが、現地に住んでいる日本人相手に占いとカウンセリングをしていました。
主に現地での恋愛相談でしたが、これも狭い日本人社会の中で煮詰まっている関係性に対して、違う視点からアドバイスすることで新しい意識の持ち方を伝えていました。
そして今は、カウンセリングやセミナー、著書、ブログを通して、新しい意識(スピリチュアルな視点と現実的な考え方のバランスのとり方)をお伝えしています。
このように、私の場合はどのお仕事をしていても、必ず「新しい意識の使い方を伝える」という役目が与えられます。
そして、その役目がある事は、必ず天のサポートが入って上手くいっています。
実は、私は決して「セラピストでなくてはならない」とは思っていないんです。
今はセラピストという役目が与えられているのでやっていますが、あくまでポイントは「新しい意識の持ち方を伝える」と言う事です。
ですから、セラピストという形に拘ってはいません。
どんな仕事をやってもその役目は変わりませんし、そもそも仕事でやるのかどうかは二の次だと思っています。
この余裕が、セラピストとしての活動が順調であることに結び付いているのは、なんとも面白いと思います。(そして、感謝です☆)
皆さんも、こういう観点から考えてみると、自分の役目が分かってきます。
今までの人生を振り返って、いつもどんな立場、どんな個性でしたか?
例えば、
いつもリーダー役、先生的な役割とか
いつも補佐役、サポート役とか
新しい事好きで、いつも先駆者として活躍するとか
堅実で保守的なので、管理は上手とか
一緒にいるとほんわか癒されると言われるとか
地味だけど安心できる存在とか
それが分かっていると、自分の役割に気づきやすくなります。
自分の個性が一番いい形で生かされて上手く行く事が、自分の役目なのです。
会社勤めであろうとも、フリーランスであろうとも、仕事の種類が何であろうとも、それはどうでもいいのです。
大切なのは、その中で自分がどんな事をやるのか。
自分の個性が生かされているのか。
自分はそれをやっていて楽しいのか。
全てはそこに尽きます。
こんな観点から、ぜひ自分の今までを見直してみて下さい。
そして、自分で「〇〇だ!」と思っても、もしそれが上手くいかないなら、それは今は役目ではない可能性が高いです。
役目が与えられていることは、必ず上手く行きます。
その辺りもよく考えてみると、きっと何かヒントが見つかりますよ。
※2011年の記事を一部修正・アップしました。