先日、レッスンの時にあるお子さんから、
おねがいしますっていつ言えばいいの?
と質問を受けました。
ちょっとビックリな質問だったのですが、他のお子さんに聞いてみたら、同じくいつ言うか知らない、と。
ピアノが初めての習い事だったら、そうかもしれないなと妙に納得しました。
いま教室のごほうびイベントで、めざせ12ビンゴ!をしているのですが、その中に挨拶という項目を作っていて、
こんにちは、さようなら、おねがいします、ありがとうございました、の挨拶をしよう!
としています。
こんにちは、さようならは基本の挨拶。
ありがとうございました、もほぼ定着してきていますが、おねがいします、も含めて4つの挨拶すべて言えるお子さんはごくわずか。
おねがいします、は未就学児さんにはちょっと敷居が高い言葉かもしれないので、3つの挨拶ができていれば十分ですが、小学生さんは少しずつでも言えるようになってほしいです。
今回このビンゴをはじめてから、おねがいします、という挨拶を知ったお子さんも多かったようなので、この企画のやって良かったことのひとつかな?と思っています。
なかには、おねがいしますという言葉がないとレッスンを始めないという先生もいますが、おねがいしますとか、ありがとうございましたという言葉は、師弟関係の上でするものでもあるけれど、その言葉をもって今から学ぶんだ、集中するんだと自分の身を正すことの方が大きいかなと思います。
先生は立場が上だから言うのではなく、レッスンの時間、気持ちをきりかえるための大切な言葉。
もうひとつのごほうびイベント、れんしゅうカレンダーも、毎日、目標時間達成したらマル、少しでも練習できたら△、できなければバツをつけてもらっていますが、マルか△、どちらか見分けがつかないような印の書き方が荒い人や、気が向いた時しか印をつけない人ほど挨拶ができない、練習ができていない傾向にあります。
バツが多い人には、まずは△をつけられるようにと声をかけていますが、何より気持ちを離さないように心がけることが長く続ける秘訣。
ピアノは無理ですが、楽器を持って寝ろという話を聞いたことがあります。
そのくらい、一時たりとも気持ちを離してはいけないということだと思うのですが、気持ちが離れなければ、たとえ今たくさん練習できる環境になくても少しずつでも着実に進んでいけるので、ちょっと気持ちにたるみが出てきたなと思ったら、まずは挨拶から見直してみるのもいいかもしれませんね