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松山市清水町のピアノ教室
【SSピアノスクール】です。
ご訪問ありがとうございます。


昨日は附属中学校の入試でした。

朝早く学校のそばを通りましたが

続々と受験生たちが集まっていました。



今年は夏頃からお問い合わせがあって、

最終的には男の子2名、女の子3名の対策レッスンをしました。


最後の女の子1名は

12月に入ってからのかけ込みで、

男の子ひとりは完全オンラインレッスンでした。


全員と添削のやり取りをしました。



PDFでプリントを送るという技を覚えました。

昨年の方々、申し訳なさすぎでしたゲロー




さて、

当日さっそく

男の子2人からテストの報告がありました。


これまでのテスト形式からガラッと変わって、

少々面食らってしまったようです。


音楽用語は一切出ず、


創作も出ず、


「鑑賞」…音楽の特徴を捉え、イメージや情景を書く問題


「歌」…これは独唱?合唱?など、形式の違いを書く問題


これらの出題方法が変わっていました。


しかし記憶を辿る彼らの話を聞いていると、

出題方法が変わっただけで、

問われていることは同じようなこと、

根幹では繋がっていました。


手応えを感じられず不安そうでしたが、

答えはひとつではなく、

ひとつじゃないから手応えを感じにくいだけで、

彼らは正解を導き出せているような気がしています!


「教科書の歌唱曲」

これはこれまで高学年の教科書から出題されるのがお決まりでしたが、もっと学年が下の曲?

が出題されました。


この曲、大人は知らない人いないだろうという、

文部省唱歌です。旦那も歌えました(笑)


しかし、この曲を彼らは知らないのです泣き笑い


文部省唱歌とは、

明治から昭和にかけて子どもたちの音楽の教科書のために編纂された日本の曲集です。

全て日本人が作曲した日本人のための曲なんですね。


滝廉太郎も依頼されて「花」を作ったんじゃなかったかな、、、忘れましたが。


私たちの年代では、

音楽の授業で歌いました。


今も取り上げる先生もいるけれど、

全く取り上げない先生もいるようです。


それぞれ音楽の先生のレベルによりけり。

文部省唱歌の歴史を理解すれば、取り上げないという選択はないと思うけど、

先生自身も文部省唱歌に親しんだ経験がないのかも知れません。

どんな先生に当たるか、

なんですよね。


しかし、

文部省唱歌は

古くさい昭和の残物になってしまったのか。


さみしい時代の流れです。


私は最近レッスンに

童謡とその階名唱を取り入れるようになりました。


リズムのいい学習になるし、

リズムが読めても乗れない、を解消するためです。


そのまま

文部省唱歌にも入っていけばいいですね。




テストとしては

暗記ものではなく、

思考力を問う問題が増えたのだと感じます。


どう考え、それを文章にするする力が、

この音楽でも問われていると思いました。


私は附属の保護者なので、

附属がどんなところなのかわかっているつもりです。


公立と一番違うかわからないけど、

(自分は公立だけど大昔なわけで…)

きめ細やかな学習のフォローなど皆無だし、

先生が暗記を徹底させてくれるようなこともない。


自分で考えて、

きちんと学習しないといけない学校です。

自由なんですよね。


逆にその力がなければ

行ってもしんどくなります。

もちろん入ってそれが自覚できればいいのですが、

素質は要るかも。



合格発表は明後日。

いい結果でありますように!!