松山市清水町のピアノ教室
【SSピアノスクール】です。
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9/26放送情熱大陸の川上裕さんは
モネの庭を作る庭師さん。
「モネの庭」というワードが気になって録画していたのですが、今日観ることができました。
高知県北川村というところに
「モネの庭」マルモッタンという広大な庭園があるそうです。
四国!?全然知りませんでした。
北川村どこだ…
けっこう近いです。
番組冒頭で「睡蓮」とともに流れたのは
ベルガマスク組曲のプレリュード。
この方、当初
「モノマネの庭」なんて揶揄されたんだそうです。
こんな庭に、お金を払ってまで見る価値はないと。
しかし、
2015年フランスの芸術文化勲章
「シュヴァリエ」を受章をすると、
一気に認められたのだそうです。
すごい賞もらった庭なんだって!
という日本人の激しい手のひら返しが目に浮かぶようですが、それでも川上さんの情熱が認められてよかったと思います。
モネって自分で広大な土地を買い、
元々植っていた草花や
果物の木など全て引っこ抜き、
新たに植物を植え、池を作り…という
自分の理想の庭を作った人。
印象派と呼ばれる作風って、
これは音楽でもそうだけど
自然の、自然にあるがままの姿を描いたものだと思っていたので、
その「自然から造った」ことは
想像していませんでした。
だからといって「造形物」でもないし。
芸術家は
理想を創り上げるためには、
手段は選ばない
ということですねー。
川上さんはフランスに何度も何度も勉強に行って、
師匠から庭作りを教わると同時に
「モネ」という人の生き様、歴史背景を深く勉強したのだそうです。
ただ真似たものと、
その人の本質や精神を知って造ったものは
全然違うような気がします。
というか、明らかに「違う」わけですね。
音楽を創ることと、同じだと感じました。
芸術とは、そういうことなんじゃないかなぁ。
ピアノも、絵も、庭も、
上手い人はたくさんいるけど。
私たちはそういう
ごまかしのきかないものを扱っているのかと思うと
怖くなります