松山市清水町のピアノ教室
【SSピアノスクール】です。
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『教室のご案内』◯◯SSピアノスクール◯◯ー松山市清水町のピアノ教室ですー はじめまして、SSピアノスクールです。 ひとりひとりの個性を大切に 生涯にわたって音楽を愛する心を…リンクameblo.jp

現在、通常ピアノレッスンは満席です。
(金)19:45〜20:30は隔週レッスンが可能です。
附属受験対策はご相談ください。




A1級ちゃんは

今回が初めてのコンペティションです。



今年の選曲の話は

こちらでも触れましたが





実は昨年からこの話はつながっています。



昨年の選曲のとき、

彼女にはまだその曲に相応しい音を出すのが難しい

テレマンの

「スケルツィーノ」という曲を選びました。



彼女の持ち味というのは

柔らかい澄んだ音と

優しい歌心なのですが、



おそらく彼女には、

こういう明快でパリッとした曲を弾きこなしたい

という憧れもあったように思います。



そのとき、私はこう話しました。



「1年生ではまだこの曲は難しい。

来年2年生になったときには、どの曲でも選べるように、練習がんばって上手になっておこうね!」と。



1年生であることを利用しちゃったんですねあせる

ごめんね、、、

しかし、昨年コンペは中止。

課題曲チャレンジになったので、

この曲を弾いて提出しました。



そして今年の選曲。



女の子「わたし…がんばれたかなぁ。

どれでもえらべるかなぁ?」



クゥーーーーーーーー!!笑い泣き




1年前の私の言葉を、

彼女はしっかり覚えていました。



というか、

この言葉を胸に、この1年を過ごしてきた

のかもしれません。



自分が口にする言葉が、

生徒さんにとってどれほど重いか

思い知らされると同時に、



彼女が「弾きたい!」と思ったこの曲を

一緒にがんばろう!


と思いました。



その道は険しく、

つまらない練習を

たくさんしなければならなかったし、

それでも相応しい音がなかなか出せません。


来る日も来る日も

根気のいる、地道な練習をしました。




でも彼女は


上達に近道なんてない


易しい道もない


このピアノ習得の絶対的なことを

解ることができたと思います。



「そんなの当たり前じゃん」

と思うかも知れませんが、

今の時代、わからない人が増えました。



だって、

何かをやろうと思ったときに、

様々な情報があり、

安易な道が目の前に数多くある。

そんな時代です。


ピアノをはじめスポーツでも勉強でも


楽しく学ぶ

効率よく学ぶ


コレが

習得のまず第一に来ているような気がします。



でも、

私はピアノのことしかわからないけれど

ピアノは地道に練習しなければ上達しない。

近道もなければ、効率のいい方法も、

本当のところではないと思います。



レッスンは楽しいものを提供したい、

そのための工夫を考えるのが私の仕事です。


その一方で、


楽しいだけで弾けるようになったりしないことも、

伝えていかなければなりません。




私は末長くピアノを続けてほしいし、

またそれが一番大事なことだと思っているので、



近道がないことを早くに学べた子どもは、

いい意味で謙虚に

へんにおごることなく


取り組んでいけている気がします。


結果、それがピアノを長く続けることに

つながっていると。





彼女は予選通過することができて、

今、本選に向けてがんばっています。



今度はクラシック(古典)と、ロマン。

全く異なる音色が要求されていて、

タッチの違いを勉強しながら

音楽を一生懸命に表現しています。



ひたむきな彼女の姿に

いつも勇気をもらい、

私に、ピアノって楽しい!と思わせてくれるのが、

彼女のレッスンです。