外側を見ているものは夢をみていて、

内側を見ているものは目覚める。

      

-カール・ユングー

 

「私はあなたに愛されたい」

「あの人に評価されたい」

「あの人にジャッジされたくない」

 

こういった気持ちは

誰しも抱いたことがあると思います。

 

でももし、

自分自身が一番

自分を愛していたとしたら、

他の人が自分を

愛しているかどうかなんて

気になりません。

 

同じように、

自分が自分をジャッジしていないのであれば

他の人が自分のことを

ジャッジしているかなんて

気にならないはずです。

 

私たちは、

内側の世界で起こったことが

外側で起こっているように見える

という心の機能を持っています。

 

自分の内側が欠乏感や不足感でいっぱいだから

見える現実もそのようになっていくのです。

 

・外側の何か(他者・お金など)が
 気になって仕方ない

・他人に対してモヤモヤすることがある

・他人と比べて自己否定してしまう

・他人の態度で不安になる

 

こういったネガティブな感情を自覚し

感じきる・認めることができないでいると、

その感情は消化されずカラダに残り、
「我慢」を続けることで

「抑圧」というカタチで蓄積されていきます。

 

なので、上記のような自分を自覚したら、

「自分の内側に目を向けてね」

というサインだと思ってください。

 

今そうなっている自身の意識状態や

発している言葉を確認してみましょう。

 

すべて内側の投影なのですから

外側の変更を試みたり

外側の評価、批判に精を出すだけ、

実は時間の無駄だということに

気づいてください。

 

外側の世界を無理矢理に書き換えても、

またすぐ内側を反映した世界に戻ります。

 

 

自分が一番

自分を認めていないのに、

「他の人は私のことを認めていない」

と言う。

 

自分が一番

自分を愛していないのに、

「あの人は私のことが嫌いだ」

と他の人のせいにする。

 

本当は一番

自分が自分のことを嫌いだし、

自分がその人のことを嫌いなんです。

 

「あの人が一番

私のことを評価してくれない」

んじゃなくて、

自分が一番

自分を評価していないし、

その人のことも評価していないんです。

 

「あの人は私のことをジャッジしてくる」

んじゃなくて、

自分が一番

自分をジャッジしていて、

自分が一番

その人のことをジャッジしているのです。

 

 

現代のような、

周囲に刺激の多い生活では

外側ばかりに意識が向きやすく、

内側に意識を向ける時間が

なかなか持てないかもしれません。

 

でも、まず自分から満たしていかないと

一生涯

欠乏した、何かが満たされていないような

体験をし続けることになります。

 

なぜかというと

心が満たされていないから。

 

逆に、

心が幸福感で満たされていれば、

現実も幸せなことばかりになっていきます。

 

だから、どんな時にも

自分の心の中で

何をおこなってくのか、

どういう精神状態、心の状態で

世界を見ていくのかというのが

非常に重要です。

 

「内観」とか

「セルフヒーリング」とか

色々な言い方はありますが、

つまりは

自分の内側の世界を観察し、

向き合い、

感じ続けることです。

 

外側のことは、ひとまず置いといてください。

 

外の世界を見るんじゃなくて、

それを作っている内面的世界を

自分らしい世界に戻していくことで

意識や言葉が変われば、

見える世界は必ず変わります。

 

自分の心とたくさん話をしてください。

 

自分は素晴らしい人間だと

心の底から思っていれば、

自分の素晴らしさを味わう

現実があらわれてくるものです。

 

他人や世界がどう見えるか、感じるかは、

自分の内面によるものですから、

誰かに対してモヤモヤするのならば、

「その人自身が嫌なのではなく、

自分の中に同じように

嫌な部分があるからかもしれない」

と自分を見つめてみてください。

 

相手を誤解し続けたり、

相手を批判して変えようとするのではなく、

自分の嫌な部分を受け容れていないことが、

この問題を作っていると

解釈することができるようになります。

 

そうなれば

今までなら嫌悪していたその人にも

ふつうに接することが

できるようになったりもします。

 

私たちが変えることができるのは、

自分自身だけです。

 

自分を愛し、信じていれば
自分がやりたいと思っていることを
誰かの目を気にすることなく

表現することができ、
どんなことでも創造できるようになります。

 

私たちはそんなパワーを持っています。

 

自分の内側の感覚を信頼し、

この外側の世界に

表現していきましょう。

 

その外側に広がっていく

あなたの景色を見て、

共感してくれる人が

集まってきてくれるはずですよ〜昇天