私たちは1日の80%ほどを

ストレス状態で生きていると

言われています。

 

それはどういうことかというと、

気が張っている状態で

しなければならないことに

常に追われている状態です。

 

例えば、

絶対に間に合わないといけない

電車に向かっている間

私たちの脳内を見ると

虎から追いかけられている状態

なんだそうです。

 

このような脳の状態を持っている場合、

私たちの自律神経が

どこにモチベーションを

高めるかというと、

やる気を出すとか

自分と繋がることではなく、

まず体を整える

というところになります。

 

体を整えることに

モチベーションを高めているので、

やる気を出そうとしても

なかなかやる気が出ない

というようになっているのです。

 

それは植物も全く同じで、

ストレスを与えられ続けた植物は

ストレスに対応することに

エネルギーを使うのであって、

成長にはなかなか

エネルギーを使うことが

できないわけです。

 

 

 

 

こんなことにならないように

普段から意識したいのが

セロトニンキラキラ

 

セロトニンとは、

トリプトファンという必須アミノ酸を

原料にして作られている

幸せホルモンとも呼ばれる神経伝達物質です。

 

ノルアドレナリンやドーパミンなどを制御し、

精神状態を安定にする働きがあります。

 

珍しいセロトニンの構造式のアクセサリー笑

 

 

体内のセロトニンの割合は、

腸に約90%、血液中に約8%、

脳内に存在するのは約2%です。

 

気分の安定や睡眠に影響を与えるのは

主に

脳に存在するセロトニンで、

それ以外の場所に存在するセロトニンと

役割が異なります。

 

150億もあると言われている

脳の神経細胞の中で、

セロトニン神経は

わずか数万個しかありません。

 

にもかかわらず、

脳全体に情報を発信しているという点で

非常に珍しい神経なのです。

 

セロトニンの分泌が減少すると、

不安になったり、

落ち込みやすくなったりするほか、

目覚めも悪くなり、集中力も低下します。

 

セロトニンが不足した場合・・・

● 脳の覚醒に異常が出る

(多動や衝動性が起こる、

 意欲・向上心や集中力が低下する)
● 感情が高ぶる(いらだち、不安・

 恐怖の感情がコントロールできなくなる)
● 自律神経の乱れにより、倦怠感・頭痛・

 肩こり・吐き気・めまいなどの症状が出る
● 慢性的にストレスを感じやすくなる、

 疲弊しやすくなる
● うつや不眠の症状が出る

 

不足すると、こんなふうに

脳機能の低下から

さまざまな不調が現れて、

心のバランスを保つことが難しくなります。

 

さらに、一般に10歳代をピークにして

加齢により少しずつ減少し、

機能も低下するので、

それだけストレスの影響を

受けやすくなってしまいます。

 

だからこそ、

普段からセロトニンが不足しないような

生活を心がけることが大切です。

 

では、

そのためには何をすれば良いのか?

 

まず第一に、日中に太陽光を浴びることで

視床下部からのセロトニン分泌を

促す方法があります。

 

おすすめは、

朝早く起きてまだ人通りの少ないときに、

公園や水辺などの静かな場所を、

最低5分、長くて30分、

集中してウォーキングすることです。

 

それ以上運動を続けて、

疲れたと感じるレベルになると、

かえってセロトニンの機能は

低下するので注意してくださいね。

 

自分にとってきついと感じる激しい運動や、

苦手な運動の場合も

効果は期待できないのですが、

ウォーキングのように負担の少ない

一定のリズムを刻む運動を反復して行うと、

セロトニン神経を刺激して分泌が高まります。

 

うつ病の患者さんに

ウォーキングを行ってもらったところ、

86%の方で改善傾向が見られたという

研究があることから、

ウォーキングはストレス対策としても有効です。

 

大切なのは、

短時間でも毎日続けて行うことです。

 

 

ウォーキングはちょっとハードル高い・・・バイキンくん

 

という人におすすめなのは、

呼吸瞑想。

 

坐禅の呼吸法(丹田呼吸法)を

おこなうことでも

脳内のセロトニン濃度は高くなります。

 

いや、瞑想もちょっと無理・・・宇宙人くん

 

という人は、

ガムを噛んでください笑

 

咀嚼を20分程度続けているだけでも

セロトニン濃度が高くなるんですよ〜乙女のトキメキ

 

 

できそうな人は、

食事の内容にも気を配ってくださいねナイフとフォーク

 

セロトニンはトリプトファン

積極的に摂取することで

増やせることがわかっています。

 

食べ物から摂取したトリプトファンは、

日中は脳内でセロトニンに変化し、

夜になると睡眠を促す

メラトニンに変化します。

 

つまり、トリプトファンは

睡眠にも重要な物質ということです。

 

トリプトファンが多い食品を

載せておきますので、
参考にしてみてくださいねうさぎクッキー
 
  • 大豆製品
    (豆腐、納豆、みそ、しょうゆ)
  • 乳製品
    (チーズ、牛乳、ヨーグルト) 
  • 赤身の魚(マグロ、カツオ) 
  • ナッツ類

 

ただ、

トリプトファンが

脳内でセロトニンに変化するには、

ビタミンB6などのビタミン類も必要です。

 

なので、ビタミンB6が多い食品も

載せておきまーすうお座

 

  • 魚介類(マグロ、カツオ)
  • 肉類・卵類(レバー、ささみ)
  • 野菜類・果物類
    (ドライトマト、バナナ)
  • 穀類(玄米、そば)
  • 種実類(ごま、くるみ、落花生)

 

セロトニン不足を感じる場合は、

日常の食事に意識的に

これらの食品を取り入れてみてくださいね。

 

 

 

セロトニンに関する本も

色々と出ていますので、

気になる方は読んでみてくださいピンク薔薇

 

こうやって体からのアプローチもしていくことで

自分と向き合うというモチベーションも

高まっていきますので、

ぜひぜひ意識してみてくださいね〜星