こんにちは! むらまつ淳子です。
70半ばで初めてピアノに挑戦している方がいます。
その方が、
「先生に意を決して言いたいことがあるの」
と ”意を決して” 話してくださいました。
「この両手がね、脳がふたつに分かれる感じなのよ」
?????…………
返事に困っていると、
「年取るとね、頭では理解しててできそうって思ってるのに、指や体がそこに追いついていかないのよ。
あぁ、もうできそうなのに、なんで⁉︎って」
「こんなこともう少し若い時には思わなかったのに、年を取ると本当に指が動いてくれない。」
「脳がこっちとこっちで別物みたいになってる感じなのよ」
「先生にはまだわからないことだと思うから、恥ずかしいけれど年寄りの現状を話しておきたかったの。」
「ここに来ることだけでも脳活になると思ってるので、これからもよろしくお願いします」
とのお話でした。
私はうんうんとうなずきなから聞きました。
20年近いシニアさんたちとのレッスンの中で、知らなかったシニアさんの現状を学んできました。
子どもとは違う上達曲線というものがあり、シニアさんの場合途中からその曲線は平坦に、現状維持を保つものになることを、実践の中で気がつきました。
なので、今回お話ししてくれた生徒さんの様子はよくわかるのですが、
「脳がふたつに分かれる感じ」には、この生徒さんのユニークさが現れていて、笑わせていただきました!
帰りがけ、
「あ〜先生にわかってもらえてよかった!」
とスッキリな表情で帰られました。
ピアノを弾きたい、でもうまく弾けなくて恥ずかしい。
大人生徒さんにはそんな気持ちも合わせ持っているんだな、ということにも気づかされました。
恥ずかしい気持ちは持たなくていいので、そういう気持ちにさせない言葉がけを心がけようと思いました。
