前回の続きを書きますので、読んで貰えると嬉しいです。

 

初めての発熱後4日目には熱も下り、クリスマス、結婚記念日と家族イベントを楽しみ、やっと平穏な日常に戻れると思っていました。

しかし、12月30日また夜中に40℃を超える高熱が出ました。

夜中だったこともあり、前回熱を下げる為に使った、ロキソニン、アイスノン、冷えピタを貼って様子をみました。本人はとても辛そうでした。早く熱が下がらないか祈るような思いで見守りましたが、1時間経過しても39℃台です。

前回の発熱では原因が分からなかったこともありとても不安になりました。前回よりも熱が高く、ロキソニンでもあまり下がりませんでした。

このまま様子を見ていていいのだろうか?私に何が出来るのだろうかと考えていました。

とても不安だったので、夜中の2時に訪問看護に電話をしました。

看護師さんの声を聞いておそらく寝ていたんだと思います。申し訳ない気持ちで、夫の様子を伝えました。

看護師さんは夜中に起こされても、とても優しく「今晩はロキソニンを使いながら様子をみましょう。飲んでから6時間は空けて欲しいですが、39℃を超えるようなら、またロキソニンを飲ませて下さい。明日伺いますので不安なときはいつでも電話して下さい。」と言ってくれました。私が慌てていて、すごく心配していることが伝わっていたんだと思います。看護師さんに連絡して不安だった気持ちが少し楽になりました。

 

年末の31日朝9:00に看護師さんが来てくれました。採血をして前回と同じように抗生物質を点滴してくれました。

点滴後は熱が下りますが、数時間経つとまた39℃台になってしまいます。なんとかロキソニンで下げますが、下がっても38℃台です。食事は殆ど摂れません。水を飲んでも吐いてしまうし、心臓が弱いのでこんなに高熱を出し続けて大丈夫なのだろうかと不安で仕方ありませんでした。

 

夕方にY先生が来てくれました。

「前回と同じ症状なので、暫く抗生物質を点滴して様子をみましょう。

栄養点滴は一時中止して下さい」と言われました。

食欲はないし、食べても吐いてしまうので、栄養点滴をやらなくて大丈夫なのか?とまた心配になりました。お正月でも毎日訪問看護師が来てくれて、抗生物質を点滴しましたが、数時間後には39℃を超えてしまい、前回よりも高熱が続いています。

「何が原因でこんなに高熱が出ているのだろう?一体いつまでこの状態が続くのだろうか。退院したばかりのボロボロの体で耐えられるのか?このまま食事が出来なくってしまうんではないか...。万が一心臓が止まってしまったら.......。」

何度も覚悟したはずなのに。夫の弱っていく姿が恐ろしくて、ネガティブなことばかり考えてしまいました。

 

退院した初めてのお正月は人生で一番辛いものになりました。昨年までなんの心配もなくお正月を一緒に過ごしてきて、それがずっと続くと思っていました。

私が笑っていられるのも、大した悩みも無く過ごせたのも夫がいつも一緒にいてくれたからです。

 

この続きはまた次回書きますので、読んで貰えると嬉しいです。

このときの心境を趣味のピアノで弾いてみました。

下手な演奏ですが聴いて下さい。