今回、人生初の入院、手術と、色々大変でした。その中で思ったことがいくつかあります。


① 看護師さんすごい

私が入院した大学病院の看護師さんはどの方も素晴らしくて、辛い時は寄り添い、ちょっとしたことでと「なゆこさん、よくがんばりましたね」と褒めてくれましたにっこりその優しさのおかげでどれだけ前向きに頑張れたことか。

子供たちもきっとそうだったんだなと。ちょっとした声掛けできっと前向きになることを自分自身がしっかり感じることができました。

そして24時間支えてくださる仕事の大変さも痛感しました。私も手術日やその次の日の夜は痛みで眠れずナースコールを押してしまいましたが嫌な顔せず痛み止めを入れてくれました。2時間ごとぐらいに様子を見に来てもらえるのも安心しましたね。本当にすごい仕事です。改めて感謝❗️


②読書面白い

久しぶりに読んだ本📕めっちゃ楽しかった。さらに数冊本を買いました。今回読んだ本たち。

・ライオンのおやつ 小川糸

・無人島のふたり  山本文緒

・くもをさがす   西加奈子

この3冊は癌になったことがテーマの物語やエッセイ。ライオンのおやつはとにかく泣きました。無人島のふたりは癌で亡くなってしまった山本文緒さんのエッセイ。癌患者の日常、思いが淡々と、しかし力強く書かれています。くもをさがすは改めて自分の体、自分とはというところを教えてもらいました。

・透明な螺旋   東野圭吾

・月の立つ林で  青山美智子

・犬と少年    馳星周

・4unique girls     山田詠美

透明な螺旋はガリレオシリーズの最新刊。湯川先生の出生の秘密が明かされます。ガリレオシリーズもそうですが、ページをめくる手が止まらなくなります!月の立つ林は、短編のように主人公が変わりながら物語が繋がって一つの長編になっていきます。父と娘のくだりはやっぱり泣いちゃいました泣き笑い犬と少年も多聞という犬が日本中を彷徨い、その土地で出会う飼い主との交流が描かれます。ハードボイルド系の作者さんだそうで、スリリングなところもあり面白かったです。山田詠美さんのちょっと意地悪で毒も愛もあるエッセイ。やっぱり面白いわ。


③友達って大切

お見舞いに来てくれた友人2人。お見舞いの品をたくさん持ってきてくれてたった15分ぐらいの面談しかできないのに来てくれた赤ちゃん泣き私が落ち込んでることも分かってて、たくさん笑わせてくれた。こんな友達に出会えてよかったです。


④旦那さんありがとう

入院していた1週間近く、毎日お見舞いに来てくれました。仕事だってあるのに、必ず来てくれた。本当にありがとう。


⑤やっぱり先生がいい

入院中、何度も何度も子供たちのことを考えていました。不登校もいるし、去年の学級崩壊メンバーもたくさんいるし、決して楽なクラスではないのだけれど、それでも子供たちに会いたかったです。復帰しても今まで通りに授業するのは当分無理なので、子供たちのために自分ができることを精いっぱいしたいと思いました。


癌になったからこそ、感じることができたことがたくさんあります。忘れたくないな。


癌にはなりたくなかったけどね凝視