野辺地町西舘ピアノ教室のblogへようこそ♪
〜基礎をしっかり自信につなげるレッスン〜
丁寧な指導で成長の実感を
発表会に再度バッハに挑戦したい
バロックの曲を弾きたい
という希望があったので
おすすめの曲⋯と言っても
膨大な曲がありますので
とにかく聴いてみることと
色々と知っておいてほしいことなど
かるくまとめてみました。
おすすめ、いろいろ考えましたが
希望の曲調に合うかな？
バッハ イタリア協奏曲の第一楽章などいかが？
グレン・グールド(カナダ)
イタリア協奏曲は第一楽章、第二楽章、第三楽章 とあります。
第三楽章もよく単独で演奏されます。
バッハは演奏家によって同じ曲でも
ちがう曲のように感じるくらいに
様々な演奏があります。
速さもタッチもペダリングも⋯
いろいろな解釈があるので
グレン・グールドの演奏は一例として
いろんな人の演奏を聴き比べてみてください。
例えば、こちらはグレン・グールドと
全くちがう解釈の演奏
マルセル・メイエ(フランス)のイタリア協奏曲
バッハ パルティータ第1番もいい曲ですね。
ジーグなど抜粋で単独でもよく弾かれます。
バッハの組曲についてのわかりやすい
簡単な解説動画がありましたので
みておくと良いと思います。
バッハはクラヴィーア曲
(クラヴィーアとは今はアップライトピアノのこと、
バッハの時代は主にチェンバロ)だけでなく
教会カンタータのコラール曲
(説明が長くなるので調べてね)などを
ピアノ曲に編曲したものがしばしば演奏されます。
教会カンタータBWV140 から
ケンプ編曲「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」
佐藤卓史
カンタータBWV147から
マイラ・ヘス編曲「主よ、人の望みの喜びよ」
ダニール・トリフォノフ(ロシア)
いずれにしてもバッハを弾くなら
バッハの教会カンタータは聴いてほしいですね
器楽伴奏のついた合唱、独唱や器楽曲
などの多楽章で
教会で識字能力のない信者に牧師が聖書の教えを説き
音楽で聖書の物語を表現した、というものです。
バッハはライプツィヒ時代、
5年間毎週のようにカンタータを作曲しました。
今は200曲くらい残っているようです。
上のトリフォノフの弾いたピアノ用編曲
「主よ、人の望みの喜びよ」と
原曲のカンタータBWV147 第10曲
「主よ、人の望みのの喜びよ」
聴き比べてみましょう。
今私達はバッハのクラヴィーア曲を
ピアノで演奏するわけですが
当時歌やオーケストラは、おそらくすでに素晴らしい表現力で
演奏されていたでしょう
チェンバロはあまり強弱が付かないから
と、チェンバロに似せて主にfとp？で弾いてよいのか⋯
(もっとも、チェンバロが強弱が付かないから
表現力がない、など大きな誤解だと思いますが)
みんなはどう思いますか？
当然様々な解釈がでてくるのですね。
バッハらしい、というのはどんな演奏だと
感じますか？
真剣
これは余談ですが
ホロビッツというピアニストが言いました。
バロック、古典派、ロマン派、印象派など
音楽にはないのだ
学者が自分達に都合良く分類しただけだ、と。
バッハを弾くなら(ほかもそうですけど
)
自分なりに考えてみてくださいね
どう弾きたいか、なにか感じることから
はじめてみましょう
追記
バッハの生涯はこちらがわかりやすくまとめてあります。
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