パニックを克服したきっかけは、ある腕利きのセラピストさんをネットで知ったことでした。うさんくさいところもたくさんあるところ、一発目で彼と出会えたのは本当に天文学的な幸運だと思っています。

浅い催眠状態をつくって、イメージの世界の中で、リラックスして何の心配もない自分というモノをまず、堪能します。で、この状態に対してある決まった体の動きというのを結びつけるんです。私の場合は、左手の親指の付け根を右手の人差し指でグッっとフックを掛けるような形で握ることでした。

こうすることで、いつでもどこでも、この指のおまじない(?)をやった瞬間にリラックスができるという状態を作ってもらったのです。

こんなわけで、パニックの予期不安がほとんどなくなったのと、来てもこの指のおまじないで症状が劇的に軽くなるという状態になりました。

今では、もうパニック障害自体については遠い過去のことになりつつあります。

僕が最初にパニック障害を発症したのは、高校の時。
真夜中に目が覚めたのですが、「何かが」おかしい。

この症状は本当に、体験した人間でないと分からないのです。ことばでうまく説明しようとしても、どうにもならないのです。ウィキペディアでの説明でも「自分が死んでしまうのではないかというような感じ」といった記述で・・。
健常者の人たちには何がなんだか分からないと思いますが、とにかくそんなもんなんです。

その「何かが」おかしい状態に対してどんどんと心臓の心拍数が上がっていきます。
呼吸もあがってきて、冷やせが出てくる。
やばい、このままでは死んでしまうのかもしれない・・・!そう思って119番に電話しようとして寝床をヨロヨロと立ったのですが、電話機に向かったのですが、
「ダメだ!!!救急車が今すぐ到着しても間に合わない!!」
なぜかそう思えてしまったのですね。

そうなると「ここで死ぬのか!??!」となって、文字通りパニックが始まりました。
叫んで、取り乱して、だんだんと周りの現実が現実に見えなくなり、意識が遠のいていくような・・・。
だので、自分がこの世界にいるという実感が欲しくて、頭を床に打ち付けたり・・。
「き、消える!消えてしまう・・・!」
あとで母に聞いたら、そんなことを言っていたそうです。(^^;)
母は冷静に対処していたように私には見えたのですが、もだえ苦しんで叫んで転がり回る息子を見て彼女もパニックだったそうです(笑)
高校の時、真夜中に突然パニック障害を発症。
味方になってくれたのは母のみ。気が狂ったと家族からは精神病患者として扱われ、人間不信に陥りました。

そこから十年。
あれこれと病院などを転々としましたし、薬もたくさん飲みましたが、これといって大きな効果のあるものもなく。

なんのために生きてるんだろう?
苦しみために生きてるのかな?
なんで母さんは僕のような人間を生んだんだろう?

家族の荷物になっていたので、もう死んでしまおうと・・。
近くの雑木林でクビを吊ろうとしたのですが、未遂に終わり。
泣きじゃくる母を見て、これはいいかげん、どげんかせんといかんと思って、必死で解決方法を探しました。

医者はもう信じられなかったらから、自分で解決策を探す中で、自分が読んだ本の中にあったキーワードでたどり着いたあるセラピストの先生との出会いが一つの転機になり、そこから3ヶ月ほどで劇的に症状が回復しました。

何が原因だったのか、については未だによく分からないのですが、とにかく、あの高校時代の悪夢の夜を迎える以前のすっごく元気な自分を取り戻したという実感だけはあるんです。(^^)

この体験談を少しでも多くの方々にシェアしようと思い、こちらで細々とですが、自分のことを書かせて頂くことにしました。

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