一度無くした命は 怖いものがなくなって
その命を人の為に尽くす事にした。

無いのと同じだから惜しみなく使っただけなのに
その命には思ってもなかった多くの副産物が生れた。

この命を必要としてくれる人が増えていき
大切な人が増える度失う怖さも同じだけ増えて
上っ面の強さが過剰に育ってしまった。

けど上っ面は所詮上っ面。

立派になった鎧の下で弱さをかき消す繰返し。

いつまで経っても自分を守る強さだけは身につかない。