おっと、日付が変わってしまってるけど
今日は藤田にある浄蓮寺というお寺で
私の父のコンサートがあった
父は地元黒崎で音楽の仕事をしており、黒崎音頭や北九州にまつわる歌
幼稚園、保育園の園歌の作曲など・・・色々やってる人です
今日のコンサートは区役所から依頼されて
地元にまつわる物語を音楽劇にしたものを上演した
八幡西区にある紅梅町の名前の由来にもなっている紅梅姫さんの悲恋物語
八幡西区にある花尾山には、その昔
鎌倉時代~戦国時代にかけて400年続いた麻生氏の「花尾城」があった
その14代城主麻生上総重郷の側室として嫁いできたのが
京都の公家の娘だった紅梅姫
愛しい重郷のため、はるばる京都から嫁いで来た紅梅姫だったが
正室柏井御前の嫉妬と謀略にはめられ
重郷との間に誤解が生じ、辛さのあまり自害してしまう
その後、謀略に加わった人達に異変が起こったため
誤解だったと知った重郷は紅梅庵を建てて、紅梅地蔵を祀った
それからは亡霊は成仏し、異変もなくなったという
紅梅庵は、昭和20年8月の八幡大空襲で全焼したので
紅梅地蔵はここ浄蓮寺に移された
この紅梅姫の音楽劇は、私が子供の頃から父が何回か上演していて
今日は本当に何年ぶりかに聴いた
大人になって改めてみると、なんて悲しい話なんだ~と思って
こういうお寺でのコンサートもしっとりといい雰囲気で良かった
今日は時を超えて、紅梅姫伝説にひたった夜だった