万葉の秋深し~「ぬばたま」♪ | 厚田村☆猫家便り

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北の日本海に面した小さな漁村に移住してからの日々

 
秋も深まり、当地の野山は少しづつ色づきはじめていますが・・
今年は猛暑の影響か、何だか黄色や褐色ばかりが目立ちます。

すっかり寂しくなった我家の小さなボーダー花壇ですが・・
 
冷涼な気候を好む数少ない草花が一際色鮮やかに咲いています。
 
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早春に種から育てた
   サルビア・パンテス
 
 
 
そして、夏を彩った花々は実や種子となり・・
また一味違う趣で、楽しませてくれています。

その中でもイチオシはこれ↓
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 「ぬばたま」です。

夏から晩夏には、こんな姿で咲いていました↓
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おっと!主役は猫の後ろのこの花「桧扇水仙(ヒオウギスイセン)」です↓
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葉の広がり方が「桧扇」似ていることから名がついたとか↓
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確かに扇のようです

 
万葉集の数々の歌の枕詞として、詠みこまれた「ぬばたま」。
 
思えば、はるか昔の女子高生の頃、古文の授業で知った植物の名。
 
けれど、何故か近年、苗を手に入れ自分で育てるまで・・・
 
桧扇水仙も「ぬばたま」も実物を見た覚えがなかった。
 
それとも、見たが記憶に残らなかったのか。。

今はどこでも見られる「姫扇(ヒメオウギ)水仙」(モントブレチア
)↓
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この花に近い物だろうと漠然と思ってはいたが・・

「似て非なるもの」かな~

こちらは、明治の初めくらいに日本に入ってきた外来種。

それに比べ、「桧扇水仙」は万葉の植物。
 
古代日本、1500年以上前から野に自生していたんですねぇ!
 
花は次から次と咲くものの、「一日花」で翌日には見事にねじれてしぼみます。
 
切花には向かないけれど、ぱっと目立つ美しい花。
 
それなのに不思議と、歌に「花」は全く詠まれていないそうです。
 
 

茜(あかね)さす 昼は物思(も)ひ ぬばたまの 夜はすがらに 哭(ね)にみし泣かゆ
                                              万葉集
 ”ぬばたまの”は 黒に関連のある「夜・夕・髪」などにかかる 枕詞(まくらことば)として用いられる
もっと詳しくは↓