秋も深まり、当地の野山は少しづつ色づきはじめていますが・・
今年は猛暑の影響か、何だか黄色や褐色ばかりが目立ちます。
すっかり寂しくなった我家の小さなボーダー花壇ですが・・
すっかり寂しくなった我家の小さなボーダー花壇ですが・・
冷涼な気候を好む数少ない草花が一際色鮮やかに咲いています。

早春に種から育てた
サルビア・パンテス
そして、夏を彩った花々は実や種子となり・・
また一味違う趣で、楽しませてくれています。
その中でもイチオシはこれ↓

その中でもイチオシはこれ↓

「ぬばたま」です。
夏から晩夏には、こんな姿で咲いていました↓
夏から晩夏には、こんな姿で咲いていました↓

おっと!主役は猫の後ろのこの花「桧扇水仙(ヒオウギスイセン)」です↓
葉の広がり方が「桧扇」似ていることから名がついたとか↓



確かに扇のようです
万葉集の数々の歌の枕詞として、詠みこまれた「ぬばたま」。
思えば、はるか昔の女子高生の頃、古文の授業で知った植物の名。
けれど、何故か近年、苗を手に入れ自分で育てるまで・・・
桧扇水仙も「ぬばたま」も実物を見た覚えがなかった。
それとも、見たが記憶に残らなかったのか。。
今はどこでも見られる「姫扇(ヒメオウギ)水仙」(モントブレチア)↓

今はどこでも見られる「姫扇(ヒメオウギ)水仙」(モントブレチア)↓

この花に近い物だろうと漠然と思ってはいたが・・
「似て非なるもの」かな~
「似て非なるもの」かな~
こちらは、明治の初めくらいに日本に入ってきた外来種。
それに比べ、「桧扇水仙」は万葉の植物。
それに比べ、「桧扇水仙」は万葉の植物。
古代日本、1500年以上前から野に自生していたんですねぇ!
花は次から次と咲くものの、「一日花」で翌日には見事にねじれてしぼみます。
切花には向かないけれど、ぱっと目立つ美しい花。
それなのに不思議と、歌に「花」は全く詠まれていないそうです。
茜(あかね)さす 昼は物思(も)ひ ぬばたまの 夜はすがらに 哭(ね)にみし泣かゆ
万葉集
”ぬばたまの”は 黒に関連のある「夜・夕・髪」などにかかる 枕詞(まくらことば)として用いられる
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