疑似家族とシンちゃん | 厚田村☆猫家便り

厚田村☆猫家便り

北の日本海に面した小さな漁村に移住してからの日々

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

最初に住み着いた茶トラの4匹の兄弟(内1匹は雌)は、生後二ヶ月に満たない頃親がいなくなりました。そのせいか、後から来た若い雄の捨て猫を慕って、どこに行くのにも付いて歩いていました。
この若い雄猫は、お行儀良く、どの猫に対しても、威嚇することも無く、仔猫に何をされてもじっと我慢。食事も他の猫が顔を突っ込んで来ると、自分は身を引くといった紳士ぶり。
それでシン(紳)ちゃんになりました。
シンちゃんは交通量が多い漁港通りの側で、じっと通り過ぎる車を見ている事が多かったのです。
きっと彼も車に乗せられてきて捨てられたのでしょう。それでも彼は車に乗ることが大好きで、風邪とひどい腸炎になった時も、自ら進んで車に乗り、何度も病院通いをしました。
しんちゃんは二ヶ月近い療養生活を経てすっかり回復し、体重もかなり増えた年末のある日、いつものように外回りに出かけたまま姿を消しました。
どこを探しても、誰に聞いても、春になってあちこちで発見される猫の死骸の中にも、しんちゃんの姿は無く、どこかで生きていると信じています。
きっと、荷台やドアが開いていた車に乗り込んで、どこかまたよその町に行ったのだと、そしてきっと、そこでも紳士ぶりを発揮してると、私は思っています。