小説「厚田村」 | 厚田村☆猫家便り

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北の日本海に面した小さな漁村に移住してからの日々

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厚田村移住が決まってから、色々な情報を集めたり、関係する本を読んだりしました。
それは、これから住む所を単に知るためだけでなく、愛着を持って住みたいと思ったから。
その点で、この松山善三著、小説「厚田村」は ”はまり役”を果たしてくれました。
主人公セツさんと歴史上実在する人物を巧みに関わらせ、明治後期から昭和の戦後にわたる、壮大な小説です。日本版「風と共に去りぬ」と私は友人達に紹介してます。
厚田村や当時の世相、鰊場の賑わいと衰亡が、せつさんの激しくも凛とした生き方と共に描かれていて、感動的です。何度も涙を流しながら読む小説は何年ぶり、いえ何十年ぶりのことでした。
今はもう廃版になっていて、私は1978年の初版本をネットで手に入れ読みました。
そして最近、主人公「セツさん」のモデルになった方のご遺族とお話しする機会に恵まれました。
小説が余りにもリアルに仕上がっているので、小説が出た当時はモデル=セツさんと思われ戸惑ったことなど、松山善三氏との取材時の様子など色々伺って、二度目の感動。
きっと作家の心を大きく揺さぶり、想像力と創造力を掻き立てる魅力を持った女性で、すばらしい語りべでもあったのでしょうか。

写真上から二枚目:セツさんのモデルになった方の、歌碑
         「北国の 名も知れぬ里 厚田村 師の光にて 世に花開く」
     三枚目:碑がある、厚田公園内の海を臨む小道
     四枚目:厚田公園からの展望