ちょっと親の顔を見に帰省してました


なんて爽やかな空気と青い空


私がここに住まない理由ってあるの?


などと悩んでしまうほどすてきな故郷






あちらでは、妹の車でドライブに出かけた


行き先は、私が小学校低学年を過ごした街


引っ越してから1度も訪れたことがなく


知っている人など誰もいないのよ


恐ろしいくらいの年月が経ってしまったわ


今回が最初で最後の訪問になるかもね



実家から走ること2時間ちょいで到着


ありゃりゃ、こんなんだったかな?


なーーんにもないわ


父の勤務先も、私たちが暮らしていた家もない


今でも覚えているご近所さんの名前を


表札に見つけることもできず。


なんだか見覚えのない風景

もっと賑わっていたはずなんだけど。


思い出の景色がほぼ全て消えていた


せめておつかいに通った商店でもあればねー



小学校があったところは、パークゴルフ場に。


ここだけは、少し人がいてにぎやかだった



寂しく佇む「閉校記念碑」


もうずいぶん前になくなってしまったのか



駅も小さいよー

この駅前広場では、夏は盆踊りをしたんだよ


浴衣を着て、鈴のついた下駄を履いて


子供盆踊りの歌に合わせて大勢で踊ったものよ


引っ越す時は、ここから列車に乗った


友達や近所の人が見送ってくれたっけ


いまは、駅員さんもお客さんもいない




1両だけの列車が来たよ  



子供の目線で見ていた街は、もっと大きかったし


友達の家まで遠かったはずなのに


端から端まで歩いてもすぐに終わってしまった



とにかく人生であんなに毎日遊んだことはない


日が暮れるまで皆で外にいて


学年が違っても一緒に遊んでくれて


元気いっぱいだったな


みんな、どうしているんだろうね




すっかり様変わりはしていたけれど


戻って来れて本当に嬉しかった


思いを果たせてくれた妹に感謝ニコニコ飛び出すハート