高次機能障害 | 2020年6月脳幹出血発症、その後…

2020年6月脳幹出血発症、その後…

2020年6月29日脳幹(橋)出血、当時58歳。10月末リハビリ病院から自宅に戻り、訪問リハビリと自費リハビリを経て、現在はリハビリに特化したデイサービス通い。後遺症もありますがなんとか家事も頑張ります。
2021年12月心臓弁膜症も見つかりました。

私には高次機能障害の注意欠陥がついていた。回復期のリハビリ病院の医師がつけましたと言っていた。確かに病院内の廊下やリハビリ室では、自分が移動の練習をしていると他の人の動きが目に入らなかったりするからぶつかりかけたりする。注意欠陥だ。


そういえば急性期入院中に看護師さんにも注意力散漫になってると言われたような気がする。

しかしリハビリ病院退院くらいになると改善されてきたのかと思っていた。実際に診断書にもそう書いてあった。


だが、あの頃の私は本当に自分のことしか見えていなかったように思う。

退院して家にいる私に長女が、ママに食べてもらいたいからと私のお気に入りのお店の料理をテイクアウトして持って来てくれたのだが、胃が小さくなったからあまり食べることのできなかった私は半分でいいとか、半分は持って帰ってとか、すごく考えのないことを言っていた。

今でも忖度して話をするのは苦手だが、「ありがとう、半分は、後で食べるね」くらいは言えると思う。あの頃の私は本当に自分のことしか考えていなかった。と言うか、考えられなかった。


だからか、だんだん長女も次女も遠退いて私から距離を置くようになっていった。殆どここには来ない。距離的にはそんなに遠い距離ではない。でも心の距離はすごく遠くになってしまった。もう4年前のあの時に私とはお別れしたからと思っているのかもしれない。


そして

いいねえ、なんでも病気のせいにできてと言われたが、お願いだからそんなこと言わないてほしい。病気のせいでなくて病気なんだから。


脳幹出血の後遺症、高次機能障害、少しは理解してほしい。