膀胱訓練もどうにかクリアして退院する事になった。

ありがたい事に、追加治療もなかった。


入院中、早く帰れる様にと暇さえあれば病棟の廊下をひたすら歩いた

帰ってから2人の子育てが待っている

先生からも、患者さんには見えないねーと言われ少し調子に乗っていた私。


元気いっぱいで退院した私は、外に出た瞬間…ん?体が重いぞ?歩くのがキツいぞ?

病院では誰よりも元気だったはず…が…

外では私はまだ病み上がりの病人だった(涙)


それでも家に帰れば2人の子育てに追われる日々く。

少しづつ身体を日常生活に戻していった。


そうこうして1年が経とうとしている時だった…

その日は食欲あるなーと不思議なくらい食べていた…おやつを食べていた3時頃だんだん身体が眠ダルくなってきた…それと同時にお腹の痛みも…そして吐き気までしてきた…

これぜったいヤバいやつ。


退院する時の説明では、開腹手術しているので、食べ物には気をつけてください…ワカメとか食物繊維が多いものとか…サラッと説明された。


入院中にガン友から退院後に起こる様々な事を教えてもらっていた。

「腸閉塞にったら術後の痛みより何倍も苦しいとよ〜」

「麻酔なしで鼻からチューブ入れられたりするし…繰り返すから気をつけるとよーと」と…


これは腸閉塞だ!とすぐに思った。

こんな痛みは今まで感じた事ない…ガン友から聞いてた話しを思い出した。


タクシーを呼んでビニール袋片手に病院まで行った。

レントゲンの結果やはり腸閉塞だった…

激しい痛みは続いていたが、病院に着いて何回か嘔吐した。それが良かった…

担当の先生が「鼻からチューブを入れる様にしていましたが、かわいそうだなぁと思ってたんですよ…嘔吐してくれたので良かったです」

様子を見る為に一旦入院する事になったのだが、病室が空いてなくお産用の1人部屋に入院した。

なんとなく複雑な気持ちでベットに横になった。


退院の時、先生から「何かあったらいつでも来てくださいね」

と言われたが、想像以上の痛みに苦しんだ私は。

「いや…もうこない様にします」

と、2度と腸閉塞になるもんかーー!

と心に決めてた!!


…その後6回ほど腸閉塞で入院した私でした…

(涙)