人間は考える葦である
って、賢い誰かが言っていたのに
物質的に豊かになりすぎたぬるま湯世界に
どっぷり浸かって生きていると
人は考えることを放棄したくなるみたいだ
考えることを放棄した人の価値観は
○かXか
正解か間違いか
正義か悪か
そんな二元論に終始する
〇〇主義というカテゴリーの中に身をおいて
範疇外のものは価値が低いと
さらにカテゴライズする
この価値基準は上下関係も大好きで
常に自分の立ち位置と他人の立ち位置を比較している
自分の心の傷に応じて
やたらと自虐的になったり
過度に攻撃的になったりする
今の世の中の問題、たいていがこれ
何かを特別な正義として
考えることを放棄する
医者にかかることが正義
学校に行くことが正義
いやいや、
その医療や学校のシステムが
正義を名乗るのにふさわしいものなのか
まずそこを考えよう
考えようよ
だって
考えることを放棄したら
その時点でもう
人間ではなくなっているのかもしれないから