ピエール ド ロンサール は、ルネサンス期のフランスの詩人です。


先日図書館で借りた雑誌に、彼の詩が載っていました。



可愛い人よ、見に行こう


今朝、あけぼのの陽を浴びて


真紅の衣を解いたバラの花


その紅の衣の壁も


あなたに似た色艶も


失わなかったか、今宵いま


ああ、ごらん、これほどの束の間に


可愛い人よ、バラは大地に


ああ、ああ、美しさを散らしてしまった


おお、何と無慈悲な自然よ


この花の命さえ、朝から夕べまでとは


・・・・・・・・・・・・・


ピエール・ド・ロンサール「カッサンドルへのオード」から


高田勇訳




10年前のベランダのアーチには、


当時大人気のクライミング、ピエール・ド・ロンサールが


咲いていました。


パソコンの当時のアドレスを pierrer de ronsard にするくらい


好きなバラでした。


マンションの大規模修繕でベランダのバラたちは


三階の公園に移動し、ベランダより日当たりのよい公園で


たくさん花を咲かせてくれました。


とても強いバラでしたが、ベランダに戻した時の


環境の変化からか、弱ってしまいました。



今はその場所に、エグランティーヌがいます。




雑誌には、懐かしのピエール ド ロンサールが


数ページにもわたって取り上げられていました。


今も人気なんですね。


花が大きく重いので、広いスペースに大きく育て


高いフェンス、アーチ、壁に這わせて


下から見上げるようにすると素敵でしょうね。




今日の一曲、ベートーヴェンの「悲愴」3楽章


今朝、娘が練習していて、ある場所の右と左の


合わせ方が難しいと言います。


素人の私には答えられず


家にあるCDをかけてみましたが(ピリス演奏)


二人でピリスの演奏に聴き入ってしまいました。


娘「ああ、速く通過してしまってわからなかったよ…」



優雅なプチオーガニックガーデン
植木鉢からあふれて咲いていたところを切って

活けてみました。



明日からまたよい一週間でありますように。