
なんでか、今年は桜がキレイに見えない。
キレイなんだけど、なかなか感動しない。
すごい咲いてんなーとは思うんだけど…
先日仕事帰りに、毎年恒例の千鳥ヶ淵に行ってきました。
桜の時期はすごい混雑。
今年は並んでました(何に並んでたんだろう?)
それだけ圧倒的に見事な咲きっぷりと見事な枝ぶり。
ライトアップされ、水面にうつる桜はキラキラしてました。
青空の下で桜が見たいなぁ。
別の日。
友達と昼、ごはん食べに行っていっぱい食べ過ぎたから日比谷公園を散歩しました。
あったかーい。
青空とはいきませんでしたが、ほぼ晴れの空の下の桜は優しくて
ちょっとの風でも花びらが舞って気持ちよかったです。

四角い大きな石があったので
腰掛けてコーヒー飲んでお菓子食べてまったりしていると…
ベッカムヘア(古い?)した白髪にGジャンGパンの
おじさんが目の前に立ってました。
『この石は、あそこの江戸城の天守閣の石だよ。』って。
(どけってことなのかな?)
って思ったけど、そっからおじさんのお話が始まり
とても興味深かったので聞いてたらいつのまにか日が暮れ
2時間くらい経ってしまいました。
おじさん立ちっぱなし。
足腰鍛えてんだって。
聞けば、そのおじさんは江戸っ子も江戸っ子
深川の何代にも渡る老舗のお店の方で齢80を越すと。
3個のお店と4個のマンションを持つというおじいさん。
毎日自分のお店を歩いて周り
お昼は奥様の作ったお弁当を持って
日比谷公園を散歩しているそうです。
ベッカムヘアも
向かって左側は北斎の波裏(真ん中に向かって立ってる)
向かって右側は…忘れた。誰かの何かの波(前に向かって流れてる)というデザイン
先日そういうショーのカットモデルをしたんだって。
イカス。似合うし。
日比谷公園の歴史から始まり
政治のこと、お城のこと、戦国時代のこと
苗字や戦争のことなど、とめどなく話してくれました。
年号とか、人口数とか、すっごい覚えてるの。
同じ話は2回しないし、頭のいい人なんだろうな。
のぼうの城を読んだばっかの私は、歴史の話すっごい楽しい。
中でも、東京大空襲の時にちょうどココに居て
炎の中、日比谷公会堂に避難したときや
3日間くらいは熱くて街には戻って来れなくて
戻ってきたら人も家も全て焼けていた。
とかの話はどんなドラマより現実的で
当時の状況が目の前に起こっているかのようでした。
日比谷公園目の前のナントカ生命ビルを指差し
あの窓のとこにマッカーサーがいたんだよ。とか。
永田町とか、虎ノ門とか。
戦前、戦中、戦後を生きているおじいさん。
何度も、若い人も哲学を持って生きて欲しいって言っていました。
あ、あとお弁当を毎日作ってくれてる奥様。
奥様は何件か隣の酒屋の娘なんだって。
いつものように、子供だったおじいさんが神社の境内で遊んでいると
友達が『酒屋に女の赤ちゃんが生まれたぞ!』っつって見に行ったのが初めての出会い。
12個離れた奥様。すてきだな。
あー、すごいおもしろかったな。
自分のことを『俺っち』というイナセなおじいさん。
(同じ江戸っ子でも神田系?は粋といい、深川とかではイナセって言うんだって。)
帰るとき『風邪ひかないでね』って言ったら
『こちとら、風邪なんかずーっとひいてねえよ、べらんめえ!』
みたいなこと言われちった。
興味のある方はお昼すぎに日比谷公園に行ってみてね。
話長いから(いい意味で)時間のあるときに。
