後に誰かの役に立てばと思い、パリ生活までに行ったことを記録していきます。

パリで生活、と言っても、留学で来る学生、仕事で来る人など人それぞれだです。僕は後者なので、前者については他の人の体験記を参考にしてもらえればと思います。

仕事で来る、と言っても短期なのか長期なのかで準備は異なると思います。フランスを含むシェンゲン加盟国は、3ヶ月以内の滞在ならば観光ビザで生活することができます。実際に僕は、2013年5月から8月までオランダで生活しましたが、そのときは観光ビザで入国しました。(ただし、シェンゲンの規定はたまに変わるので、確認が必要です。僕の滞在前後で3ヶ月の計算の仕方が変わりました。)

さて、3ヶ月以上滞在するためにはビザを申請する必要があります。

ビザを申請するには東京にあるフランス大使館に赴く必要があり、まずは大使館を訪れる日を予約しないといけません。予約できる日はいつでも良いというわけではなく、日付が決まっているので注意が必要です。また、ビザ申請は渡航3週間前までには行う必要があるので注意です

http://www.ambafrance-jp.org/article3843

また、ビザにもいろいろな種類がありますが、僕の場合は就労者ビザの中の研究者ビザを申請しました。研究者ビザ申請に必要なのは、

1.申請書
2.証明写真
3.パスポート
4.申請料金(99ユーロ)
5.受け入れ協定書(コンバンション・ダキュイ)(CONVENTION D’ACCUEIL D’UN
6.移民局(OFFI)提出フォーム

です。1.の申請書はフランス大使館のホームページからダウンロードできます。→http://www.ambafrance-jp.org/article500

1.の申請書と6.の移民局提出フォームにはフランスでの住所が必要なので、ビザ申請までにフランスでの住まいを決めているのが望ましいですが、決まっていなくても仮滞在先のホテルの住所でも良いみたいです。移民局提出フォームはフランス語で書かれていますが、こちらに日本語訳が書かれています。

5.以外は自分で準備できるのですが、問題は5.のコンバンションダキュイです。こちらは研究者ビザ申請で一番重要な書類で、自分の受け入れ先の研究機関に書いてもらう必要があります。(ちゃんと雇用しますよ、という証明書類です。)

ネットで検索するとコンバンショダキュイの発行までにかかる日数は1ヶ月から3ヶ月程度かかるという体験談を目にします。僕の場合は、1ヶ月半で届きました。

コンバンションダキュイを受け入れ先に書いてもらうときに必要な書類を色々と要求されます。家族全員分が記載された戸籍謄本やパスポートのコピーを求められました。

僕の場合は、戸籍謄本は日本語で送り、所属機関の方でフランス語に翻訳してくれましたが、自分の方で法廷翻訳する場合もあるみたいです(一応、自分の方でもフランス語翻訳された戸籍謄本を準備しました)。その場合、記載人数にもよりますが、5000円~10000万円程度かかります。

法廷翻訳に関しても、大使館のホームページに情報が載っています。http://www.ambafrance-jp.org/article3977

無事にコンバンションダキュイが届いてようやくビザ申請が可能となります。必要書類を携えてフランス大使館に行きましょう。係りの人によっては提出書類を出すのにもたつくとイライラされるので、手際よく提出しましょう。あまり大きな声では言えませんが、僕の対応した女性の方はとても態度が横柄でした。

ビザ申請が終わると、申請状況を大使館のウェブページで確認できます。僕の場合は、申請してから2週間くらいで届きました。

ビザ申請については以上です。