今、アラン・グース著の「なぜ、ビッグバンは起こったか」という500ページ程度の本を読んでいて、あともう少しで読み終わります。沖縄滞在中には読み終わるでしょう。
アラン・グースは、佐藤勝彦先生と並んで、インフレーション理論を提唱した第一人者の一人です。

グースは素粒子物理学者で、GUT、つまり大統一理論の研究をしていましたが、そこから派生するモノポール問題を解決するためにインフレーション理論を考え、それが結果的に、宇宙論で問題だった地平線問題や平坦性問題の解決につながったみたいです。

この本は、インフレーション自身の説明というより、グースの研究生活を軸として、宇宙論の問題点とその解決について書かれています。そのため、ワインバーグ、リンデやターナー、ホーキングやジョージ・スムートなど聞いたことある名前がたくさん出てきます。

それにしても、アメリカだからなのかは分かりませんが、物理屋って、革新的な論文を一本でも書くと、こぞって大学がポストを提示するんですね。ハーバード、SLAC、プリンストン、MITなどそうそうたる大学がグース獲得に動いたらしいです。

今、僕もインフレーションについて少しばかり勉強しているので、この本の内容はすごく刺激的で、モチベーションがあがります。例えば、旧インフレーションの問題点である「優雅な退場」、そして、それを解決した新インフレーションモデル。
さらには、インフレーションという量子的な効果が、現在の宇宙の大規模構造に与える影響など、知りたい事柄がてんこ盛りです。

中学の頃はインフレーションに興味があったのにもかかわらず、大学に入って、素粒子論的宇宙論は敬遠している節があったのですが、再び、素粒子論的宇宙論、つまりは初期宇宙や量子宇宙と呼ばれている分野にも興味が出てきました。大学院では是非、勉強したいです。

やはり宇宙は面白いね。

ちなみに、この本は沖縄に置いていく予定ですが、仙台で読みたい人がいれば持って行くので、もし、興味がある人は声をかけてください。