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読まずに積ん読状態だった、はやみねかおる先生の「夢水清志郎」シリーズ最終巻「卒業」をやっとで読み終わりました。


シリーズの内容をざっくり説明すると、三つ子の女子中学生が遭遇する事件(主に学校で起きる事件)を、お隣に住んでいる常識ゼロの名探偵が解決するミステリーってところです。


このシリーズ、何と15年も続いたみたいで、僕が初めて読んだのは確か小学生の時だったなぁ。「パスワード」シリーズも当時は流行っていましたね。


昔は同世代だった登場人物達が今や年下という辺りに時の流れを感じます。


このシリーズ、中学校を舞台にした青春+ミステリーが主軸で、小学生や中学生に読んでもらいたい作品ですが、児童向けと侮っちゃいけないです。時々、「現実」と「虚構」の間に迷い込んだ感覚に陥り、背筋がヒンヤリとするような怖さを感じることもあります。(特に、「機巧館のかぞえ唄])


大人にもファンが多い児童文学なのです。


考えさせられるようなセリフがでてくるのもしばしば。


最終巻である今回はタイトル通り「卒業」や「夢」がテーマで、作者から子供達へのメッセージがぎっしり詰まっており、これまでの作品に比べ、上記の様な怖さは無かったように感じます。


そんな今回の作品で印象に残ったセリフが、

「捨てられないのが、本当の夢。捨てられるのは、夢ではなく憧れ」

ですね。思わず、なるほどと思いました。


中学校が舞台でさわやかな反面、時折、出てくる「子供にはこの怖さ分からないだろう」と思えるくらい背筋がヒンヤリする表現があって、そのギャップがツボにはまったこの作品、興味があるなら読んでみてはいかがでしょうか。


それにしても、素晴らしいシリーズだったなぁ。

最後に一言。「卒業」の「ある仕掛け」が分からなかった。あと、俺も色々と卒業せねば。