物理と宇宙と茶わん蒸し(仮)-blackhole


まずは「ブラックホールを見る!」(嶺重慎・岩波書店)を読み終えました。


著者は京大宇宙物理学教室の教授で、ブラックホール降着円盤などの研究をしている先生です。


内容はそのままずばり「ブラックホール」です。ブラックホールというと何でもかんでも吸いこんでるというイメージが先行しがちですが、実はそんなことはなく、ブラックホールによって吸い込まれるガスなどが温められて電磁波を放射するなど、ブラックホールの周辺からは放射が起きているわけで、例えば、X線を用いてそれを見ることができるわけです。また、ジェットが噴き出したりしているんですね。


そういった、「黒い穴」とは違ったブラックホールを数式を用いないで紹介しているので、物理や天文専攻ではない人も読みやすいと思います。でも、決して読みやすい本ではないのでじっくり腰を落ち着けて読む必要があると思います。


実はこの本、春休みにも一度読んだのですが、その時はよく分からないと思うことが多々ありました。しかし、天体物理学Ⅱや実習を終えると、高エネルギー天文学や降着円盤に関する知識が少々得られるので、前回読んだ時よりは理解できたと思います。


ブラックホール降着円盤にも興味があるので、楽しんで読める一冊だったですね。ちなみに個人的には重力マイクロレンズを用いてブラックホールを観測するという話に結構興味を引かれました。


ブラックホールに興味のある人は是非、読んでみては?


次は、下の二冊を読もうかと思います。



物理と宇宙と茶わん蒸し(仮)-blackhole

物理と宇宙と茶わん蒸し(仮)-black hole



何か、高エネルギー天文の話題が多いなぁ(笑)


一応、夏休みは宇宙論の本も読もうと計画していますよ。