「闇の子供たち」というDVDを観ました。江口洋介、宮崎あおい、妻夫気聡といった人気俳優を使いつつも内容はタイを舞台にした幼児臓器売買や幼児の買春を取り扱った、この上なく暗くて思い作品でした。
正直、見ていて気持ちが悪くなったし、目を背けたくもなり、何ら面白くない作品でした。
富める国あれば貧しい国もあり、そのしわ寄せをくらってしまうのは力なき子供、そしてそんな子供を利用するだけ利用する大人、そして富める人々。
繰り返しますが、全く面白くなく、吐き気を催したくなる作品でした。
ラストも不快感を感じましたね。何ら問題が解決していないという点で、最早、エンターテイメント性のある映画というよりはドキュメンタリーに近い感じでしたが、そこに映画的な意外な結末があったのも若干、衝撃的でした。
ただね、若干のフィクションな部分を取り除いたとしても、この作品のようなことが起きているのは事実だし、我々は臓器売買を頭で分かっていても、それを実際に見たことがあるわけでなく、単に事実として知っているだけです。
それをリアル感のある映像で見ることによって、現実の一部を垣間見ることができるので、そういった意味ではこの作品の持つ意味は大きいと思うし、是非とも一度、鑑賞してもらいたい作品だなと思います。
ただ、何度も言いますが、ホントに重くて暗く、見ていて気持ちの良い作品ではなく、むしろ気持ち悪くなるし、見ない方が逆に現実を知らずにすんで幸せかもしれません。
だけど、実際にこの作品を見てしまうと、自分の中で何かが崩れてしまい、無力感を感じてしまいます。
僕は、過去の記事で人類が目覚ましい発展で宇宙を目指したこと、それによって示された人類の可能性について書きましたが、人類はこの作品に示されるような負の面を抱えているのもまた事実だし、そのファクターとして貧富の差が根底にあるのも否定できない事実だと思います。
NGOやNPO、国連の人がどんなに頑張っても、世界から貧富の差はなくならないような気がしますし、ひいては人類の抱えるマイナスな面も決して消えることはないという気もします。
何か、人間の汚い面をバンバン見せられてやるせなく作品で、今晩は寝られる気がしません・・・
まぁ、とりあえず一度見てください。ネガティブになるでしょうが見るに値する作品だと思います。