「聖女の救済」読み終わりました。
○あらすじ
ある男性が自宅で毒殺され、刑事草薙と内海は捜査にあたる。男性に離婚を切り出されていた妻には鉄壁のアリバイがあるため、捜査は難航し、内海は「探偵ガリレオ」の異名を取る帝都大学准教授・湯川学に協力を依頼する。
そして湯川の導き出した答えは「虚数解」。「理論的には考えられても、現実的にはありえない」。そして彼は言う。「おそらく君たちは負ける。僕も負ける。これは完全犯罪だ。」
果たして、湯川の導き出した答えとは?そして事件の裏に隠された真実は?
○感想
まぁ、あらすじはこんなところですね。毎回、思うんですが東野さんの作品はテンポよく読めます。3時間ほど費やして読んだのですが、あっという間の3時間でした。
被害者の男性は女性を子供を産むための装置としか見ていない人で、それがきっかけで妻に離婚を切り出し、妻の友人である人とも関係を持っているため、まぁ、あまり被害者に同情はしませんでしたが、この事件、実はもっと奥が深く、犯人の動機も単純ではなかったです。
被害者の男性が毒殺されるわけですが、その時、最も疑わしい妻は北海道にいたため、直接的に手を触れるのは不可能、時限装置をセットしたのかという考えを警察も持つが、その証拠が出てこないため、お手上げ状態に。果たして、犯人は誰なのか?そして、トリックは?
事件のトリックですが、湯川の言うように確かに「虚数解」でした。なるほどね~と思うと同時に「聖女の救済」というタイトルに初めて合点がいきました。
ヒントは「逆転の発想」ですね。「ありえない」と思ったけど、ありえないといことは絶対に起きないというわけではなく、あり得る可能性も含んでいるわけで・・・
確かに、すごいトリックで、読み終わったときにはさっぱりしましたが、「容疑者Xの献身」を読み終えたときの様な興奮はありませんでしたね。あの本を読み終えた時は、かなり衝撃的でしたから。でも、決して面白くなったというわけではないですよ。
まだ、ガリレオシリーズを読んだことのない人は「探偵ガリレオ」→「予知夢」→「容疑者Xの献身」→「ガリレオの苦悩」→「聖女の救済」の順で読んでみると良いと思いますよ。テレビとは違った面白さがあります。
春休みで時間もたくさんあるでしょうから、暇なとき読んでみてはいかがでしょうか??
