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結構、多くの高校生は基礎=容易なことと思っているのではないでしょうか?それはおそらく、教科書や参考書に載っている基本問題や基礎問題が簡単だったためそのような考え方になってしまうのではないかと思います。
よく「受験では基礎が大事」と言われますが、おそらく上述の様な考えの人にはピンとこないだろうし、「応用問題が解けなければだめじゃん」と思ってしまうのではないでしょうか?というか、自分がそうでした。今思えば浅はかですね。
基礎というのは簡単なことという意味ではなく、本質的なことであり、全てを支える土台みたいなものなんですよね。それ故に理解するのが中々難しい。
ですので、センターまで残り一ヶ月弱な今、上位大学を狙う方ほどセンターを軽視せず、きちんと対策をしていただきたいものです。
とまぁ、長い前フリは終わりにして、最近読んでいる本の紹介と行きましょう。
冬休みに入ってから「量子論の基礎」(清水明) を読み始めています。この著者は「熱力学の基礎」という本も書いており、こちらは一応、持ってはいるのですがまだ読んでいません。ただ、どうやら公理的熱力学な教科書らしく、田崎先生の教科書と似たような傾向の本らしいです。田崎先生とも交流があるみたいですし。
「量子論の基礎」の方も量子力学の公理から始まる本で、従来の教科書によく見られる歴史的な変遷から量子力学を考えていくという姿勢とは違った面白さが味わえます。現在、僕は第二章を読み終えましたが、二章では古典力学的な枠組みを述べた後に量子力学の枠組みを与えています。
おそらく部類としてはDiracやSakuraiと同じ部類ではないでしょうか。
長い前フリにも書きましたが、この教科書「基礎」と銘打っている割に全然簡単ではありません。むしろ、一度オーソドックスな教科書を読んでおかないと分からないと思います。つまり、「基礎」とは簡単なことではなく、本質的で土台となるものであることが感じられるんですね。
個人的には物理は実験科学と考えていますが、実験を通して事実が分かってある程度体系が整ってきたら、今度はそれを公理から始めて再構築するというのも結構好きです。僕は、とりわけ量子力学は特にその色合いが強いと感じるのですが、まぁ、あくまで個人的な感想です。
とは言っても、数学的な美しさからアプローチして作り上げた理論が自然を記述するということもあるわけで、アインシュタインやDiracがそうですよね。そういったトップダウンなやり方は美しいとは思いますが、自分にはちょっと合わないかな。割と僕はボトムアップなやり方が好きで、素論の某先生も同じような姿勢らしいです。
あぁ、だんだん話がずれてきましたね。僕の姿勢を話しても何ら面白くないので、この辺りで話をやめときます。ちなみにこの著者、現在は「統計力学の基礎」と云う本を執筆しているみたいです。