素粒子物理の大御所、南部陽一郎先生によると、物理の研究におけるアプローチには3つのタイプがあるそうです。


①湯川型アプローチ

このアプローチの特徴は新しい物理現象が見つかった時、必要ならば具体的実体、例えば、新粒子などを導入することで、現象を説明し、理解しようとする。


②アインシュタイン型アプローチ

この研究アプローチでは、まず最初にある物理現象を説明する一般的な物理法則を設定し、それ方程式に書き下す。そして、その方程式によって新しい物理現象を予言する。これは、湯川型アプローチが帰納的なのに対して、演繹的アプローチと言えます。


③ディラック型アプローチ

このアプローチはアインシュタイン型よりも、抽象的で理論的なアプローチです。アインシュタイン型アプローチは出発点は既知の物理現象で、そこから論理によって導き出されるものに対して、ディラック型の指導原理は数学的な美とエレガントさです。その背景には、「数学的に美しいものは物理的にも真実であるにちがいない」というものです。



個人的には、ディラック型アプローチやアインシュタイン的アプローチはとても美しいので憧れますが、僕自身が、どのアプローチを取るかと言われたら、湯川型でしょうね。


僕としてはやはり、理論と実験あるいは観測事実の両輪に基づいて物理を学びたいという気持ちの方が強いです。


多分、高校までなら断然、ディラック型でしたでしょうが、大学に入って物理に対する考え方が変わってきているのは確かです。


昔は、宇宙論における観測なんて全く興味が無く、理論バリバリでナンボだと思っていましたが、WMAPやCOBEなどの観測データによって理論が裏付けられるのを見たり、また、暗黒物質やダークエナジーが観測の結果、存在するというのを見ると、観測の方にも興味があります。まぁ、実際の観測というのはデータ解析とかに力を入れたりして、泥臭くなりそうですが・・・・


それでも昔と比べると理論と観測両方に興味が出てきたというのは大きな変化だと思います。大学二年目で、色々考え方が変わってきているので、今後も自分の考え方が変化するの可能性は大きいですね。


物理って面白いなぁ。