本日、「アマデウス」のDVDを見ました。
モーツァルトの生涯を宮廷音楽家サリエルの視点から描いた作品で、アカデミー賞の作品賞なども受賞した作品です。
神を尊敬するも才能を与えられなかったサリエリ、そして、言わずと知れた天才音楽家アマデウス。性格も才能も異なる二人だが、それぞれ苦悩する。
平凡が故に、才能あふれるモーツァルトを嫉妬するサリエリ、厳格な父に幼いころから音楽の英才教育を受け、父の死後も父の影に縛られる天才モーツァルト。彼は、音楽に対してどこまでもまっすぐなため周囲との軋轢が絶えない。
しかし、この作品の主人公はサリエリなんです。あまりの嫉妬のために、モーツァルトの影の部分をつき、死へと追い詰める彼はまさに、人間の負の部分の表れでした。精神的に追い詰められながらもモーツァルトが書き上げた傑作「レクイエム」も物語の終盤、作品に影を落とします。また、交響曲第25番もサリエリの嫉妬心を表したかのような荒れた曲で、作品にマッチしていました。
凡才な僕もサリエリの苦悩はわかるような気がします。そりゃ、物理や数学に対して天才的な人間を見たら、心中複雑でしょうもの。でも、彼との違いはそこまで嫉妬心をもたないところ、人の上に立ちたいと思わないところでしょうか。自分の能力を見極め、自分にしかできないことをしようという気持ちが強いからです。
最後に印象に残ったサリエリのセリフから
「私には音楽の才能は与えられなかったが、彼(モーツァルト)の才能を見抜く才能は与えられた」
「私は凡人の頂点に立つ」