物理、献血、その他 -36ページ目

24.落ちてくる星たちよ

北朝鮮が衛星打ち上げに成功したそうで。

首都在住ながら情報が入ってこないので、夕方頃ネットで初めて知りました。



昔、よくあるミスで「人工衛生」なんて書いたのに採点ミスで丸になってたことがありまして・・・









ってな話は関係なく、とも書きたいですけども、せっかくなんで人工衛星のお話でもしましょうか。


物体が、地球からの引力と、自身の回転による遠心力のみが働くものとします。

(実際、コリオリ力とかももあるけど、ここでは省略)


ボールにしましょう。


投げたボールが落ちてくるのは重力のせい。ならば、月も地球に落ちてくるんじゃないのってのと同じ。




回転による遠心力と重力がうまく釣り合っているから、中心方向に移動しないんです。


月もね、落ちてるんです。


落ちてはくるんだけど、地球が丸いから(宗教上の理由で受け入れられない方はすみません)落下する前に横方向の移動によって落ち切らない

ん?ちょっと違うけど・・・


ボールも思いっきり投げれば、重力と遠心力が釣り合って落ちてこない。これが人工衛星の原理。


式書くの面倒だけど(打ち込むのが面倒)、


   m・g = m・ω×(ω×r)   ・・・①


m:ボールの質量

   g:重力加速度

   ω:角速度

   r:回転半径  (太字はベクトル表示)


ベクトルの外積とか説明するのも面倒(ぉぃ)ですが、この場合方向が等しいので、普通の掛け算だとして考えましょう。


で、データがないから数値を入れての計算はしないけど、これを第一宇宙速度と言って、大体秒速8km。


一秒間に8kmですから、ボールを投げるんじゃ無理。イチローでもシンジョーでも無理。当り前か。


吉本の、付き飛ばされた人が転がって反対側から戻ってくるのを、地球一周したと考えると、秒速8kmで飛ばされたことになり、殴った人は相当な腕力の持ち主ということになります。

なんか「空想科学読本」みたいになってきたから止めますが、転がってるわけだからそれ以上の腕力が必要。





ただ、この場合地表すれすれですから、建物や山にぶつかって終わりです。


しかも、地球じゃ空気抵抗があります。少し高い所を飛ばしても、徐々に減速して落下します。

前に聞いた話、高速で物体を移動させると、トムとジェリーみたいに、一瞬静止してから落下するそうです。ピンポン玉だとそんなに速くなくても実現できるそうです。





この衛星を、宇宙に出てからブースタを使って方向転換させると、地球上に落とすことができる。これがミサイルだそうです。





名月を とってくれろと 泣く子かな (ISSAこと小林一茶)


一旦NNASAに就職し、宇宙飛行士として月面着陸。隙を見て巨大ロケットランチャーを月に残し、上手く軌道をずらしてやれば原理的には不可能ではないです。







色々無視した式①だけじゃないので、手計算じゃほぼ不可能ですね。

コンピュータ使ってでも考えることが多過ぎて、うまくいく方がおかしいとすら思えます。


いくら北朝鮮といえども、宇宙から何するか分からなくとも、これも人類の進歩の証だと考えれば、これ自体は・・・何?打ち上げ失敗だって?