先日の続きで今回は、救命確率とAEDについてコメントしたいと思います。
先日の件では、意識なしの状態のみでしたが皆さん覚えておいて下さいね![]()
呼吸停止後、人工呼吸を開始するまでに要した時間による蘇生率を以前はドリンカー博士の生存曲線と言われていましたが現在は、カーラーの救命曲線と言います。
①心臓停止後約3分で50%死亡 ②呼吸停止後約10分で50%死亡 ③多量出血後約30分で50%死亡と言われています。上記の事からどんな局面でも迅速かつ的確な判断・処置が急務となります。皆さんにこれを機に身の周りの大切な方を守る意識で救急法を学んで頂きたいものです![]()
そして・・・AEDについて皆さんよく御存じですか![]()
自動体外式除細動器(じどうたいがいしきじょさいどうき、Automated External Defibrillator,AED)は、心室細動
の際に機器が自動的に解析を行い、必要に応じて電気的なショック(除細動
)を与え、心臓の働きを戻すことを試みる医療機器
。
AEDを使用する場合、心肺蘇生を合わせて行う必要がある。AHAの2005ガイドラインによると、AEDの使用の前に心肺蘇生を行うこととされている。AEDの使用方法は比較的難しいものではないが、心肺蘇生は一定の訓練を受けなければ実践は困難である。また製品により取扱いや音声ガイダンスに若干の違いがあることから、義務ではないが取扱いには事実上訓練が必要となる(旧来の蘇生講習を受けた人にも取扱の受講が推奨されていて、受講後は補講修了証が発行されている)。
AEDがその機能を発揮するのは心室細動
(Ventricular fibrillation) を起こしている心臓に対してであり、正常な拍動をしている心臓・完全に停止しているおよび他の不整脈
を起こしている心臓に対してはAEDの診断機能が「除細動の必要なし」の診断を下し通電は行われない。その際は通常の心肺蘇生法等による救命処置を行う。
以下効果的な使用法について述べる。また、一連の処置は冷静かつ迅速・的確にが基本であり、すべてにおいて安全確保と人命救助を最優先に行うこと。
- 患者前胸部の汗を拭い、胸毛の薄い部位を見極め(電極パッド貼付部分だけでよい)、ネックレス・貼り薬(経皮吸収型薬剤、湿布、膏薬等)などを取り除いてから装着する。ネックレスがなかなか取り外せない場合は電極パッドからできるだけ離す。腕時計や指輪やメガネを外す必要はない。また電極パッド貼付は心臓ペースメーカー
装着部から3cm程度離れたところがよいとされる。AED本体等に、日本語で電極パッド貼付部位や施行順等が書かれている。声に出して読みながら処置するのもよい。
- 電極を貼り付ける際、体毛が濃い人の場合には剃毛
を行う(剃刀
はAED内に入っている)。もしくはパッドが2セット入っている時は、ガムテープ脱毛の要領で一度パッドを貼りパッドの粘着部で毛を剥がし、新しい電極パッドを使って電気ショックを与えても良い。電極の貼り付け場所に傷がある人はやけどの恐れがあるため、その部分を避ける。電極は心臓を挟むように貼ればいいので、胸と背中に貼ってもよい。
- 医師等の指示があるまで電極は外さない、および一度入れた本体のスイッチはオンのままとすること。一度貼った電極をはがさない・位置を変えないことが肝要。電極貼付位置を変えてしまうことにより、僅かながらでも心電図の波形その他データが変わる可能性があり、より正確な診断と処置の妨げとなる可能性がある。また、電源をオフにしてしまうと、医療者が到着時した際にそれまでの経過と迅速な処置の判断に影響を与えてしまう。
- 心電図解析中は誤診を防ぐ為に、また救助者等が感電しないよう通電時にも、患者に触れない様に、周囲の者にも注意する。スイッチを入れる際に大声で合図するのが望ましい。
- 部外者等を遠ざける。AEDによる処置の必要性は何時
を問わず発生するため、老若男女問わず「胸をはだけさせる」事に対するプライバシーについても、可能な限り配慮すること。また、救命に何かしらでも携わろうとする意思のない野次馬を排除し、必要な人員が必要な処置を確実に行える環境作りをすることが大切である。例えば、数人が救命措置を行い、数人は関係者以外が覗き込んだりしない様に誘導したり、衣類や大きな布等で四方の覆いをするなど。
誰にでも使用方法がわかるように、AED設置場所に、使用方法を記載した大きい表示板を設置しているところもある。
成人の傷病者に対する救命手順(AEDがある場合)
- 救急車を呼び、AEDを用意する。各々の役割分担や状況判断を瞬時にできる人がリーダーとなり、指示が機能されるのが望ましい。誰も来なければ、まず自分が救急隊を手配する。
- 呼吸を10秒以内で確認(日常的に蘇生に携わる人は脈も確認)
- 呼吸がなければ人工呼吸
を2回
- 胸骨圧迫(心臓マッサージ)
と人工呼吸
を30:2で行う。これをAEDが届くまで続ける。
- AEDが届いたら電源を入れ、電極パッドを皮膚に直接貼り付け(AEDは意識がなく呼吸のない人のみに用いる 除細動の適応でなければ放電されない。心室細動
・心室頻拍
の場合のみ、機器が自動で放電の準備をする)
- 充電が完了したら安全を確認して除細動。
- 機器の音声案内に従いすぐに心肺蘇生法
を再開。
- パッドは救急隊が到着するまで外してはいけない。電源を切ってもいけない
上記にAEDに関する情報を記載しましたが実際はうまくいくかどうかも分かりません。その為には、AEDを使用できるように訓練する事ですがAEDを使用する前の適正な判断と心臓マッサージ・人工呼吸がとても大切になります
私は、最低年に2回は救急に関する講習を受講しに行くと共に講習をサポートさせて頂いております。初めての方は、現在様々な場所(消防署や国際救命救急協会・日本赤十字)などインターネットで検索するとたくさんヒットしますので皆さん大切な方々を守る為に勉強してみましょう![]()