ボウリングでは膝の障害が珍しくありません。
膝を痛める事が多いタイミングは、主にスライドではないでしょうか。
これから数回に分けてスライドを考察します。


■大腿四頭筋の機能
ボウリングのゲームを続けると軸足の膝が痛くなる場合、主に大腿四頭筋が痛んでいると思われます。

大腿四頭筋とは骨盤と脛骨・膝蓋骨(皿)を繋ぐ筋肉で、大腿二頭筋、外側広筋、内側広筋、中間広筋の4つから成ります。

ボウリングのスライドにおいて、この中で最も重要なのは内側広筋・外側広筋です。

この筋肉がお互いにバランスを保って働くことが必要です。


■内側広筋と外側広筋

内側広筋と外側広筋は、太ももの内側と外側からお皿を引っ張り合って、膝が曲がった状態でも関節を安定させる働きを持っています。


この引っ張り合いのバランスが崩れると、間に位置する中間広筋や大腿二頭筋に過剰な負担がかかり、痛みを誘発しやすいと言えます。


また、内側広筋と外側広筋には「斜走線維」と呼ばれる部分があり、特に重要な役割を持っています。

この部分はエクササイズで強化する必要があるケースもあります。


膝に関わる筋肉だけにフォーカスすれば、大腿四頭筋がバランス良く働くことで、ボウリングスライド時の膝の痛みは予防されると言えます。


■体幹の重要性
体幹が弱い場合も、やはりスライドは安定しません。
フォワードスイングの際には腕を力まないことが大切ですが、体幹が弱いと力みやすくなります。


結果的にフォームが乱れ、股関節の過剰な内旋が生じ、体が外に回旋しやすくなると言えます。

次回は関節の視点らスライドを解説します。



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