
湿気がたまるこの時期、関節が痛むのも仕方のないことかもしれませんね。

「寝違え」という言葉は、医学的な用語ではありませんね。
「ギックリ腰」も専門的な言葉ではありませんが、医学的には腰椎捻挫などと言ったりします。
よって、寝違えも、頚椎の捻挫になるのでしょうかね。。

炎症が起きてるなどとも言われますが、肉眼的に確認ができないため何とも表現しづらいのも事実です。
ともあれ、頚部の筋肉が何らかの原因によって、強く緊張して動きが悪くなり、痛みを伴うのが症状です。
首を前後に曲げたり、横に傾いだり、また左右を向く動作(回旋動作)がしづらくなるのが特徴ですね。
頚部の筋肉は、深層には回旋筋・多裂筋・半棘筋があり、さらに板状筋・最長筋など多くの筋肉で構成されていて、解剖学的には複雑です。
そして、表層に肩甲挙筋や僧帽筋(上部線維)や斜角筋といった大きな動作に関わる筋肉があるのです。
その中でも、肩甲挙筋の緊張が寝違えには強く関わっているものだと思われます。

『トリガーポイントと筋筋膜療法マニュアル』より
もちろん、詳しくは動作と制限、痛みの誘発動作などを診ることで、どの筋肉の可動域が制限されているのかを確認しますが、肩甲挙筋はまず見ておく筋肉だと思います。
図にあるように、肩甲挙筋の停止部である肩甲骨上角部のあたりのコリや圧痛を押しながら、首を動かしてみると意外と可動域が増したりします。
ただし、頸部は先ほど言いましたように、複数の筋肉があり、繊細な場所でもあるので取り扱いには充分注意が必要です。
できるだけ資格を有する治療家に診てもらってください。下手にマッサージしすぎたり、無理に動かしたりすると、症状をより悪くすることもありますよ!
実際に、寝違えを起こしてどうにもならない時は、鍼治療をお勧めします。痛みの軽減と可動域の改善が大きく見込めます。特に治療は3日くらい連続で行うといいと思います。ほぼ回復するでしょう。
ぜひ当院までご相談ください! → あすも鍼灸
指圧やマッサージでの効果は大きくはありませんが、やり方によってはいくらか改善します。(何度も言いますが、素人がやると悪化させることがあるので専門家にゆだねましょう。)

余談ですが、最近、寝違えと腋窩神経の関係性を言う人たちがいるみたいですが、私はその考え方にはあんまり納得してません。腋窩神経障害で問題となるのは、三角筋や小円筋なので首ではなく、肩の問題だと考えられるからです。もしこれについて、納得いく説明ができる方がいらっしゃいましたら是非ともご教授お願いいたします。

ああ、あとさらなる余談ですが、はり治療では「落枕(らくちん)」という手の甲にあるツボを使う治療法がありますが、これについては私の経験的に顕著に治った例がなかったため、よくわかりません。
昔、知人である韓国人の鍼灸師の方が、寝違えの治療で落枕穴に太いはりを刺しながら、患者の首を動かす(運動針)を行ったのですが、針を抜いた場所から大量の出血をしているのを見て、ちょっと怖いな〜と思ったのを思い出しました。首の痛みより、手からの出血に患者さんが驚いていたような気がします。それで首の痛みを忘れていたかもしれない。😅
そんなわけで今回は「寝違え」について書きましたが、言葉足らずで理解できる説明になってないかもしれません。わかりづらいところや、説明不足などありましたらコメントください。

寝違えをしたら →→ → あすも はりきゅう整骨院