モバイルバッテリーから高い出力を続けたとき、本体表面はどの程度の温度になるのでしょうか。

 

PHYSCEは、室温約25℃の環境で、PHYSCE RGB Eco 3-in-1 モバイルバッテリー 10Kを最大出力30Wに近い条件で動作させ、約31分間連続給電するテストを実施しました。終了時にも約28.50Wの出力を確認し、サーモグラフィーで測定した本体中央付近の表面温度は約34.5℃。動画では四捨五入して「約35℃」と表示しています。

 

10,000mAhクラスのコンパクトなモバイルバッテリーでは、高出力時の温度上昇を抑えながら出力を維持できるかが、実用性能を左右します。今回確認できた「約31分後も最大30Wに近い出力」と「表面温度約34.5℃」の両立は、PHYSCE 10Kの温度管理と電力設計の良さが表れた、注目すべき結果です。

 

約30Wで31分間連続給電し、終了時の本体表面温度を確認するテストです。

 

 

 

 

  テストの背景と目的

 

モバイルバッテリーを使っていて本体が温かく感じられても、手で触れた感覚だけでは、実際の表面温度や測定条件までは分かりません。

そこで今回は、室温、出力、継続時間、測定位置を示し、最大出力30Wに近い条件で連続給電した後、本体表面が何℃を示したかを確認しました。本テストは特定条件下の単回測定であり、あらゆる接続機器や環境で同じ温度になることを保証するものではありません。

 

  テスト条件

 

  • 使用製品:PHYSCE RGB Eco 3-in-1 モバイルバッテリー 10K

  • 動作:モバイルバッテリーから負荷側機器へ連続給電

  • 出力:約30W

  • 継続時間:約31分(終了画面の計時は30分52.90秒)

  • 室温:約25℃

  • 電力確認:USB電力計

  • 温度確認:サーモグラフィー

  • 温度測定位置:本体中央付近

テストは開始から終了まで、カメラを止めず、途中でカットすることなく一続きで撮影しています。動画では見やすくするため早送りしていますが、給電テスト自体は約31分間連続して行っています。画面上のUSB電力計では、開始時に約28.50W、15分経過時に約29.51W、終了時に約28.50Wが表示されています。少なくとも、この3つの確認時点では約30Wに近い出力でした。

 

検証開始時。USB電力計で出力を確認しながら、室温約25℃で連続給電を開始しました。

 

  15分経過後も約29W台を確認

 

15分経過時の画面では、USB電力計に約29.51Wが表示されています。単に開始直後の数値を見るのではなく、時間経過中の出力表示も映像に残しています。

 

15分経過時の表示は約29.5W。今回の構成では、約30Wに近い出力を確認しました。

 

 

  31分後、本体中央付近の表面温度は約34.5℃

 

終了画面の計時は30分52.90秒で、USB電力計は約28.50Wを表示しています。その後に示される熱画像では、本体中央付近が約34.5℃、画面内の最大値が約35.5℃と表示されました。動画の「約35℃」は、本体中央付近の測定値を丸めた表現です。

 

約31分後の終了画面。USB電力計には約28.5Wが表示されています。

 

 

映像注記では30分46秒時点、室温約25℃、本体中央付近を測定。中心値は約34.5℃です。

 

 

  高出力を、安定して使うための温度管理

 

モバイルバッテリーの温度管理は、単に外装を低い温度に保つことだけを意味しません。限られた筐体の中で大きな電力を扱う以上、出力、変換効率、温度上昇、保護制御を総合的に整える必要があります。温度が上昇した際には、安全のために出力を調整することも一般的です。

だからこそ、最大出力の数字だけでなく、時間が経過した後の出力と表面温度をあわせて確認することに意味があります。PHYSCE 10Kは今回、開始時、15分経過時、終了時の各確認点で最大30Wに近い出力を示し、約31分後の本体中央付近は約34.5℃でした。必要な出力を支えながら温度上昇にも配慮するという、製品内部のつくり込みが結果に表れています。

 

動画URL:https://www.youtube.com/watch?v=VlpXZ1NmoFA

 

 

 

  「表面温度」は内部の電池セル温度ではない

 

今回サーモグラフィーで測定したのは、製品外装の表面温度です。内部の電池セル、基板、ICなどの温度を直接測定したものではありません。
また、表面温度は室温、出力、接続機器、測定位置、測定タイミング、放射率設定などによって変わります。そのため、約34.5℃という値は、今回のテスト条件と測定方法を伴う結果として読む必要があります。

 

  充電器・ケーブル・モバイルバッテリーを1台に

 

PHYSCE RGB Eco 3-in-1 モバイルバッテリー 10Kは、9,600mAhのバッテリーに、AC充電機能、編み込み式USB-Cケーブル、USB-Cポートを一体化したモデルです。サイズは約120×52×31mm、重量は約320gです。
公式仕様では、モバイルバッテリーモードの単ポート出力は最大30Wで、20V/1.5Aに対応しています。今回の終了時にUSB電力計が示した約20.02V/1.423A/28.50Wは、この最大30Wに近い出力です。
本製品は、LG Energy Solution製の21700型リチウムイオン電池セルを2本採用しています。ただし、今回の動画はセル単体や他製品との比較試験ではありません。採用セルと今回観測した表面温度との因果関係を検証するものでもありません。

 

  製品の購入はこちら

 

PHYSCE RGB Eco 3-in-1 モバイルバッテリー 10Kは、PHYSCE日本公式サイトおよび各販売店でご確認いただけます。

 

  まとめ

 

室温約25℃で、PHYSCE RGB Eco 3-in-1 モバイルバッテリー 10Kを最大出力30Wに近い条件で動作させ、約31分間連続給電しました。終了時にもUSB電力計で約28.5Wを確認し、熱画像で測定した本体中央付近の表面温度は約34.5℃でした。開始時・15分経過時・終了時の各確認点に残された数字から、PHYSCEが出力の大きさだけでなく、それを安定して使うための温度管理まで丁寧に設計していることが読み取れます。

結果は特定の個体、負荷側機器、測定機器、室温、測定位置および時間で得られた単回測定です。開始から終了まで一続きで撮影した映像で、詳しい出力の推移と測定画面をご確認いただけます。


 

PHYSCE(ファイス)について

 

PHYSCE(ファイス)は、「充電を、もっと賢く。」を掲げる、日本発の充電デバイスブランドです。充電効率、温度管理、電池セル、独立制御回路といった内部設計から品質を追求し、USB急速充電器と多機能モバイルバッテリーを展開しています。

独自のRGB表現やBatteryEcoモードにより、充電の状態を見て、理解し、選べる体験を提案。機能を正しく磨いた先に美しさが生まれるという「用の美」の考えを大切に、美しさと使いやすさが互いを高め合う製品を目指しています。

製品はFaceSec Japan株式会社が東京を拠点に企画・設計し、日本国内での販売と日本語サポートを行っています。PHYSCE製品には24か月の製品保証を用意しています。