今回は、アトピー性皮膚炎の神経線維についての報告をご紹介させてください。
アトピー性皮膚炎では表皮の表面まで神経線維が伸びていて
その神経が紫外線や物理的、化学的な刺激を受けることで
神経ペプチドなどを放出したりすることで
さらに多くの神経を刺激して痒みなどの不快感を感じさせることが
すでに報告されていました。
ここで疑問だったのが
なぜ神経線維が伸びているのかということでした。
この疑問の解決への糸口となる研究報告が
理化学研究所と慶応大学により報告(2019)されました。
マウスによる研究です。
もともと皮膚には感覚神経があるのですが
それは表皮の下層というか基底層寄りまでで
それほど表面には近くない所までしか伸びていないのが
正常だそうです。
それがアトピー性皮膚炎では表面まで伸びているため
いろいろな刺激を受けやすくなり過敏になっている
ことが多いと言われています。
今回、報告された結果では
神経が表面近くまで伸びてくると
自然と剪定されるという現象が生じるというものでした。
正常ではある部位まで伸びた神経はそれ以上表面へ行かないように
剪定されるのに
アトピー性皮膚炎では剪定されることなく
伸び続けるそうです。
神経が表面まで伸びてきて刺激を受けやすい状態ですから
なるべく刺激から守るために
いろいろ工夫されているわけですね。
まだまだ不明なことが多いアトピー性皮膚炎ですが
これから解明が進んでいくと良いですね![]()
上記にリンクを貼ってあります。
図などあってより分かりやすいと思います。
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