リンパ浮腫の運動に関して書かれた本も少しは散見されるようになりました

かかっている病院などでも指導されると思います



確かに運動した方が関節運動が行いやすくなる、筋力が強くなる、太さが細くなるなどの効果がでる傾向がある事は分かってきています



ただ、残念なことにすべての方に良い結果が出ているわけではないということです



本や講習会で教えられる運動法は個人個人に合わせたものではなく、あくまで標準的なものです



個人に合わせるというのは難しいことでそのバリエーションも多くなります


『筋肉のポンプを使うから、40分歩くだけで良い運動になりますよ』

と言われても、これで効果がある方もいるかもしれませんが、効果がない、もしくは浮腫や痛みなど悪化する方もいるかもしれません


この『歩く』場合にどのようなバリエーションがあるか少し挙げてみますと


まず、時間と歩く距離、速さなどがありますね

15分歩くのか、40分歩くのか、120分歩くのか、これだけでも体にかかる負担は異なります


さらに歩く時間が同じでも、気合い入れて歩き続けるのか、立ち止りながら景色を見たり近所の方と立ち話しながらあるくのか、ゆっくり歩くのか、速く歩くのか、平地を歩くのか、坂道を歩くのか、舗装されていない凸凹道を歩くのか、涼しい時間帯に歩くのか、暑い時間に歩くのかなどにより体にかかる負担は変わります


歩く姿勢でも負担は変わりますし運動の効果も変わります

これが難しいのですが、単純に胸を張るや背筋をまっすぐにとか、腕を大きく振って、膝をまっすぐに伸ばして、親指で蹴りだして・・・


いろいろといわれていますが、どれが正解でどれが不正解というわけではありません

歩く目的と、ご本人の体のつくりや体の動かし方の特徴により歩き方のアドバイスは変わってきます




女性に多いのは膝が内側を向いてつま先が外側を向いている歩き方、というか体重の支え方です


歩いている時や階段を下りている時に支えている方の足がこの形だとあまり良くありません


この形で体重を支えると股関節は内側に捻じれ(内旋)、下腿は外側に捻じれ(外旋)、足全体が捻じれることでそれぞれの関節は安定します


関節を捻り靭帯や関節包をひっぱることで支持しますので靭帯や関節包に過剰なストレスがかかり、時に炎症をおこし痛みの原因になります


さらに靭帯や関節包で支持性を高めているため、太ももやふくらはぎの筋肉はほとんど働きません叫び


これでは浮腫みの改善にはつながりませんよね



歩く時の足だけでもいろいろ姿勢のバリエーションがあります

さらに頭や体幹、腕などが入ると姿勢のアドバイスは膨大な量になります


その方の今の状況と目的に合った歩き方、運動の仕方を指導することはとても難しいことです


体操のやり方を描いた紙を渡してハイ終わり・・・では不十分だと思います



さらに、運動は確かに体に良い影響を与えることもありますが、

運動は体の組織を破壊し老廃物を産生しますショック!



体にとってプラスの効果を最大限にし、マイナスの効果を最小限にして運動を行うことが大切ですねニコニコ