前回、建築士の生態をまとめたので、建築士事務所についてまとめます。
建築士事務所は設計の免許はありますが、作る免許はありません。
なので、地域の工務店数社に相見積もりして一番安い所に作ってもらいます。
利点は
・小さい土地(坪35以下)や変形地にも建物提案できる。
・建物は相見積もりで安く作れる。
・部材や購入経路の知識で安く仕上げられる。
・とんでもなくおしゃれに出来上がる。
・照明計画、照明器具、家具、キッチンも統一感ある物を選んでくれる。
・外構も統一感のある計画をしてくれる。
・商品では無く、建築士の作品になるので1つの家に掛ける本気度が高い。
・監理だけでなく管理(施行不良のチェック)もしてくれる。
欠点は
・ヤバい土地でも建物立案できるが故に、将来売れなくなる土地も提案してくる。
・毎回違う工務店と作るので、図面の出し方や施行方法であったり、経験の蓄積が無い。
・設計料を20~30%取られるので、600万~1000万上乗せになり結局高額。
・高気密高断熱の知識、施行と測定経験が乏しいので光熱費が高額。
(日射取得計算は出来るが、冷暖房負荷計算まで出来る人はほぼいない)
・防水、防カビよりもオシャンティが勝り、修繕費が高額。(軒無し&薄い屋根。箱型の家)
・外構に天然木デッキやフェンス、植栽植え過ぎで管理費(時間)が高額。
・「共有」「あいまい」「ノイズレス」が好きすぎて室外プライバシー、家族内プライバシー、音漏れへ対策が無い。
・洗濯動線、ゴミ捨て動線、収納計画、階段安全性も弱い。
・作品として特徴を出そうとするので、機能や意味を持たない事をしたり、それに合わせて他に不備が出る。(夏の太陽高度無視した窓、通気層の無い屋根、窓が無いファサード、コートハウス、全面窓リビング、浴室に全面引き違い窓、壁の無い寝室等)
(某建築番組の香ばしい家の数数
)
映画「プラダを着た悪魔」が分かりやすいですが、業界トップアーティストは商品化の為で無く、コンセプトとして商品を発表するので、それをそのまま真に受けてはダメだと思います。安藤忠雄先生の住吉の長屋とか、坂茂先生のカーテンウォールの家とか。
一方で、建築士の発想が正しいのに時代が追い付いていない事(土浦亀城邸)もあるので、大谷選手じゃないですが、人がやっていない事もガンガンやっていって欲しい。(できれば、迷惑掛けないように建築士の自宅か、金持ちの別荘で)
写真は90年前に作られた建築。現代風(モダニズム)の家を全て完成させている。
白い角ばった外見、中二階、吹き抜けリビング、吹き抜け2階部に採光窓、システムキッチン、セカンドリビング、アイアン手摺、、、とんでもない発想力ですね。
約100年前の建築が未だに現代風と言われているのは、裏返すと土浦邸を超える建築が出ていない証拠なのか。。。
クロード・モネが色々やり過ぎて、それ以降に続く印象派、ウィーン分離派がやる事なくなっちゃたみたいな感じだろうか。
自分はHipHop,DeepHouse、ガラージ大好き人間なので、サンプリング(パクり)推しです。
なので、建築も唯一性ばかり追わずに、ガンガン巨匠達をパクッた作品を出すのも正しいと思っています。
nujabesみたいに丸パクリしてるのに、何故か元ネタと違うわ、、、みたいに思わせたらそれはもうオリジナルですしね。
余談ですが、Dj premierがnujabes全盛期にNYのレコードショップ全店にnujabesのCDがある位ヤバいぜっ!て言ってたので、実際NYに行ってレコードショップ5件位回った事ありますが、1軒も置いてなかった
メディア?情報の真偽には気を付けましょう。映画のボーリングフォーコロンバインですね。
建築士をdisってしまったかもしれませんが、建築士に頼むという事は科学(サイエンス)や経験(クラフト)では測れないアートを得られます。
アートは数値化、文字化できない喜怒哀楽の拡張をして人生を豊かにしてくれると思っています。光熱費や管理費が高くなろうが、娘のプライバシーが保たれなかろうが、そんな事知ったこっちゃねぇ。それ以上に得る物がある。美しい事は正義である。建築士に頼む方はそんな方がおススメです。
街を歩いていても、建築士が建てた建物は美しいのですぐ分かる。自分もお金があればお願いしたかったです。




