前回続きで工務店の違いです。
前回は漢字多すぎ&エクセルだから、誰もこんな記事読まないだろと思っていたら、普通に数百人観覧がありびっくりしました。謎の読者層恐るべし
アメブロって、ご飯が~シャワーヘッドが~ママ友バトルが~みたいな、5秒後には忘れる無意味な井戸端記事がメインと思っていたのですが、住宅に対しては皆さん本気で深い情報を欲しているんだなと思いました。
住宅ローン団信を命の担保と捉えるならば、家を建てる側は命がけですもんね。
そりゃ本気で調べまくるし、値切るし、揉める所は揉めまくりで正しいと思います。
担当者の前で夫婦喧嘩も正しいと思います。命かけてるので。
脱線しますが、担当者の前で夫婦喧嘩は担当者の対人能力不足、知識不足、提案不足、段取り下手のせいだから会社側の不備です。
1回の話合いで4時間以上かける下手くそな担当、IC、現場監督のせいです。
建築側のブロガーが夫婦喧嘩はやめて~みたいなブログ書いてる度にめちゃ腹立ってました。
こっちは全てが初めてで分からないのに、お前が良い提案、良い段取りしないからだろと。
下手くそは本当に一から全てを勉強して欲しい。
本題に戻ります。
比較として記載しましたが、
・建築士事務所 は作る許可を持っていないので、相見積もりして工務店に建ててもらうしか方法がありません。なので、監理は出来るけれど、管理(現場監督)と大工がいないので現場知識が疎い。
そこで生れたのが流行りの
・建築士系工務店 です。社長が建築士で5年以上経って大工、現場監督を雇用し、作る許可も取ったパターン。
自社の現場監督、大工なので現場知識もあります。
ただ、建築士由来なので、木製サッシを使っていても気密の為では無くオシャレの為等、施行知識がまだまだ劣るし、理論と経験よりデザインを優先しがち。
経験が浅いので20年以上の管理コストが体感出来ていない。(植栽盛り過ぎの庭等)
気密は分かっているが、気密の連続性まで分かっていない。屋根通気層は分かっているが、屋根は薄くおしゃれにしたいから通気層が機能するかは考えない等。
一方で照明計画や照明器具選び、景観、家具サイズ含めた間取り計画、タイルや壁紙等の新商品の選択は上手い。外構も計画&施行して貰えるので一体感もあります。
伊礼系住宅か、箱型住宅か、流行り大好き系(モールテックス、ジョリパッド、ポーターズペイント等)が多い。
・(建築士)依頼系
上記は建築士が社長でしたが、こちらは社長が大工(2代目、3代目になっていると経理や現場監督由来もあり)の工務店。
工務店として長年営んできたが、設計やインテリアデザインが流行に乗れないので、建てる以外を外部発注する。
R+〇〇〇〇〇とかが有名。集客も部材選別も別会社が担う。
日清食品(工務店)がヒカキン(建築士)とコラボしてみそきん出すみたいな感じ。
建築家と建てる家と言われると建築士系と似てるが違うもの。
社長が建築士かどうかが判断ポイント。
外部が決めた資材を使うので現場判断での修正や変更も保障関係で出来にくい。不備が出た場合も、部材の欠点を知らずに施行しているので原因が分からない。
・普通の工務店
魑魅魍魎で社長の性格と知識が全て。
最近は集客用○○だったり、フランチャイズ系だったり、コンサル勉強会だったり、○○グループだったり、怪しい空調設備だったり、素材設備メーカーからマージン付き商品売りつけだったり、工務店がカモにされている事も多いみたいです。
そこで失敗した損失分は勿論、施主に後乗せで価格が乗せられる。
何でもできます!!大丈夫ですよ!!が口癖だが、大体理解してないし出来ない。
自分で勉強して探し出した部材を使っていないので、上記と同じ様にデメリット対策(起こっている現象の原因を突き止められない)やアフターが弱い(修繕方法が分からない)し、他人が勧めてきた設備やデザインを利益があるだけで採用しているのでチグハグで統一感が無い。
・一人親方系
設計許可 作る許可 どちらも持っていないが、延床150㎡以下までは許可無しで作れる。延床150㎡以下って、ほとんどの人の家が無許可で建てれるって事です。
知人や親戚大工に家を建ててもらうパターンがこれ。
今の若手で一人親方してる方は体力も技術力もありすぎるスーパーマンが多いが、IC、現場監督、発注、財務、法規則理解も一人でするには時間が足りないので依頼は止めた方が吉。
ただ、将来的に大工出身の工務店が生まれる為に必要な法なので残って欲しい。
10年経営したら建設業許可が取れます。
現実、一人親方が元受けとして家を作る事はほぼ無く、リフォームや、手間受けとして大手や工務店から仕事をこなすのが多いみたいです。
長くなり過ぎたので次の記事に続きます。