本日は運動療育についてお伝えいたします
発達には階段があると言われています。
発達を持つお子様は、感覚統合(視覚・前庭覚・固有受容覚・触覚・聴覚)の部分が凸凹に発達をしている言われています。
その土台となる部分の基礎となる感覚の入力や処理に問題がある事で、
姿勢を保つ・バランスをとる
自分の体のイメージする・慣れない運動を組み立てる
目で見たところに正確に手指がいく・形や音を区別できる
社会性・コミュニケーション能力
これらの発達にも影響が出てくると言われています。
運動をすることにより、脳への発達を促したり、運動神経の向上、発達障害への効果、将来の社会への影響など、様々なメリットがあります
ピースホームタウンは、東京・埼玉・茨城に店舗があり、各店舗常駐ではありませんが、理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)のセラピストの先生がいます
セラピストの先生がたくさんの運動療育(感覚統合)プログラムを考えてくれ、プログラム化された運動療育を行っています
運動療育(感覚統合)プログラムとは…
注意欠陥多動性のあるお子様たちへの運動支援プログラム
バランスが上手く取れないお子様たちへの運動プログラム
運動行動を企画すること(プラクシス)が苦手なお子様たちへの運動支援プログラム
手足を強調して動かすことが難しいお子様たちへの運動支援プログラム
力加減の分からないお子様たちへの運動支援プログラム
指示が入りにくいお子様に対する(重度の自閉症、知的合併障害等)運動支援プログラム
手先の細かい事が苦手な(巧緻性)お子様たちへの運動支援プログラム
全身の筋力と柔軟性を高める運動支援プログラム
バランスディスクを使った運動プログラム
バランスボールを使った運動プログラム
ボールを使った運動プログラム
身体を主体とした運動プログラム
縄(ロープ)を使った運動プログラム
風船や棒を使った運動プログラム
輪っかを使った運動プログラム
などなど、いろいろな感覚統合を刺激する運動プログラムを作ってくれています
このように、その日ご利用するお子様たちの特性に合わせて、どのような刺激を必要としているのかを考え、毎日運動療育内容を変えながら行っております
その中でも、年齢の差や特性などもあるので、お子様のレベルに合わせて負荷を掛けながら、楽しく身体を動かしていけるよに工夫しています
つい最近行った運動では、バランスが上手く取れないお子様に対して、『方向ジャンプ』を行いました
この運動の目的は…
◎指示通りに動く力
◎両足の協調運動
◎相手を意識する
◎位置・方向感覚
◎ワーキングメモリー
◎バランス能力の向上をアップ
1つの運動で、こんなにもいろいろなところへのアプローチが出来ます
やり方は・・・
①床に輪を置き、輪の中心に入ってもらいます。
②先生が指示(前後左右)を出します。
③きちんと聞き取り、それを覚え、その方向へ両足を揃えてジャンプしてもらいます。
※お子様のレベルに合わせて、まずは2つからの指示していき、それを3つ、4つに増やして行きます。
耳や動きになれてくると、2つ→3つとクリアしていく感覚が楽しくなり、ゲーム感覚でとても楽しんで取り組んでくれていました
お家でも出来る運動ですので、ぜひ行ってみてください