80(良い)、60(まあまあ)、30(いまいち)

 

45 今夜、わたしはカラダで恋をする。Season2(3話、4話)
35 岸辺露伴は動かない

30 失恋めし
25 霊媒探偵・城塚翡翠
20 推しが武道館いってくれたら死ぬ
20 今夜、わたしはカラダで恋をする。Season2(1話、2話)
20 サワコ ~それは、果てなき復讐
20 作りたい女と食べたい女
20 晩酌の流儀
20 来世ではちゃんとします お正月初夢SP
15 恋と弾丸
15 早朝始発の殺風景
15 雪女と蟹を食う
10 あなたは私におとされたい
10 自転車屋さんの高橋くん
10 青春シンデレラ
10 高嶺のハナさん2

 

(感想)
井原六花、宇垣美里、田中みな実、西野七瀬、橋本環奈、橋本マナミ、本田望結は、大前提として演技がイマイチというのはあるけど、タレントのイメージが強くて俳優として観れない。大原櫻子は、演技は良いけど、あれのイメージが。

北野日奈子(少年のアビス)、深川麻衣(サワコ ~それは、果てなき復讐)、三浦透子(ドライブ・マイ・カー)は煙草を吹かしていたけど、杉野遥亮(スカム)、松岡茉優(ひとよ)は煙草が板に付いていた。普段、吸っているからなのか、演技力なのか。吸ったことがなくても、実生活や、それこそ映画やドラマで吸っている人を見たことはあるはず。見よう見まねも演技をするうえで大事だと思う。自分の演技をチェックしたときに吹かしていることに気付かないというのが、演技がイマイチな一因のような気がする。

上白石萌音が読売演劇大賞で最優秀女優賞を獲っていた。橋本環奈は「NHK紅白歌合戦」での堂々たる司会ぶりが賞賛されたらしい。


岸辺露伴は動かない
良かった。「丸が3つ」集まってるデザインの件(7話)が良かった。

失恋めし
読売テレビとAOI Pro.のドラマにしては良く出来ている、と思って観ていたら、監督が大九明子だった(「 勝手にふるえてろ」が良かった)。音響効果(岡部泰輝)は良くなかった。音が主張し過ぎていた。現場のリアルな音に勝るものはない気がする。紺野ぶるま、林遣都、広瀬アリスが良かった。
3話はイマイチだった。大九のダメなところが出ていた。吹き出しの演出が良かった(5話)。最後、3号がテーブルに置いた湯呑みも良かった。

霊媒探偵・城塚翡翠
良いところはあったけど、引っ掛かるところも。まあ、それもこれも5話に繋がるんだけど。清原果耶、瀬戸康史は良かった。及川光博の演技は学芸会だった。小芝風花は、演技以前に面倒臭い(其原有沙が推していたもの、田村保乃の本棚に並んでいたものを観てゲンナリした)。
翡翠が香月を信頼するきっかけが弱かった(1話)。「犯人が仕掛けたトリックや小細工も全く無駄」「3つの夢」は良かったけど、一緒に小説を読むのは、やり過ぎだった(2話)。翡翠が少しブリブリだった。死を振りまく呪われた運命を自覚しているのなら、翡翠が新谷と連絡先を交換して、スタンプのやり取りをしたのは些か前のめり過ぎた。署で鐘場、雨野と話した後、簡単にあきらめる香月も安直だった。最後の、香月の不幸、幸運の件と翡翠のスタンプは好き。3話は、まあまあだった。井頭愛海、當真あみ、長澤樹、並木彩華が良かった。最後の伏線回収は、筋は通っていたけど、若干、間延びしていた(5話)。ただ、「あなたの番です」よりは、遥かに良かった。

推しが武道館いってくれたら死ぬ
もっさりはしていたけど、地下アイドルとファンの描き方は悪くなかった。この手のドラマにありがちな誇張は薄かった。松村沙友理はイマイチだった。ジャンボたかおの演技はコントだった。伊礼姫奈をキャスティングしたのは良かったけど、良さを引き出せてはいなかった。
舞菜の塩対応は、やり過ぎだった(1話)。内気で人見知りな性格にも程がある。ファッションイベントの会場の客の冷ややかな反応は抑制が効いていた(2話)。玲奈の「気持ち悪」が良かった(3話)。眞妃が買った大量のゆめ莉のCDが鞄からこぼれるのは、やり過ぎだった(5話)。ゆめ莉が鞄を覗いて見つける、くらいでよかったと思う。空音の目撃情報の件が上手くなかった(6話)。基は良かった。ヨシムネとふみはキャラを作り過ぎていた(8話)。メンバーの雰囲気が悪くなるのも取って付けたようだった。

今夜、わたしはカラダで恋をする。Season2
Season1が良かったので楽しみにしていたんだけどイマイチだった。ABCでよく見るパッとしない深夜ドラマだった。制作協力は東阪企画からレプロエンタテインメントに変わっていたけど、脚本(大村仁望、後藤庸介)と監督(後藤庸介)は同じだったのに。レプロエンタテインメントのドラマに良い印象はないけど、後藤庸介も「青春シンデレラ」がグダグダだった。Season1が良かったのは、まぐれだったのかな。
1話が良くなかった。2話は良さげだったけど、恵麻が彼氏のあとをつけるときに帽子くらい被ってほしかったし、そのあとの喧嘩のシーンがチープだった。「キスしてても彼氏のことを考えてた」感も出ていなかった。キスシーンに、あとで音をつけるのも冷める。

 

サワコ ~それは、果てなき復讐
チープなドラマだったけど意外に観れた。深川麻衣は、演技はまあまあなんだけど、俳優としては温い。
深川が煙草を吹かしていた。そもそもキャバ嬢が休憩時間に屋上で煙草を吸う、というのがステレオタイプだった。リアリティはあるのかもしれないけど。

作りたい女と食べたい女
前半は良かったけど、後半のジェンダー・セクシュアリティの要素が少し面倒臭かった。原作は読んでいないんだけど、シンプルに友情でよかったんじゃないかな。最後に少し匂わせる程度で。
野本が、一度エレベーターで挨拶しただけの春日に、大量に作ってしまったルーロー飯を持って行く流れが割と自然だった(1話)。無神経な森岡の発言も抑制が効いていた。定食のご飯の量の件は少し説教臭かった。飲み会で山盛りの唐揚げをひとりで食べる人はいないと思う(3話)。

晩酌の流儀
二宮崇にしては、ちゃんとしていた。脚本(政池洋佑)の力なのかな。「ひとりで飲めるもん!」(井上季子、水橋文美江、横田理恵)は目も当てられなかった。武田航平、辻凪子が良かった。馬場裕之は良くなかった。キャラを作り過ぎていた。
支店長が好きになれなかった(4話)。無理な条件を言う客がイマイチだった(8話)。

来世ではちゃんとします お正月初夢SP
今回も、ペヤンヌマキといえば、の鼻に付く感じが薄くて割と観易かった。

恋と弾丸
もっさりしていた。映像もゴリゴリに加工されていた。スミス、ソケットは、この路線でいくらしい。残念だ。スミスは割と好きだったんだけど。

早朝始発の殺風景
雰囲気はあったけど、鼻に付いた。脚本監修に岡田惠和の名前が。それが一因かも。エンディングは良かった。殺風景、加藤木ということで「物語シリーズ」を連想したけど、比較すると見劣りした。セリフ(「正しいことだとは思う」「頭がおかしい」)が短絡的だった。
クラスTシャツの件が好きになれなかった(2話)。シナリオ学校で勉強した人が頭で考えた脚本、というか。ファミレスでの3人のやり取りが取って付けたようだった。そもそも3人で決めることなのかな。詩子を試すノギが悪趣味だった。ノギの見解(詩子が言いだせなかった理由)は見当違いに思えた。単純に言いだしにくかった、ということでよかったし、真田が気付かなかったのも当然。真田に謝らせるのはあざとい。最終的なTシャツのデザインも好きになれなかった。あれは、やり過ぎ。サインは3人にしか分からない程度に抑えるべきだった。殺風景の陰口を言う同級生にも品がなかった。3話はまあまあだった。寺脇と伊鳥が観覧車に乗る件は自然だった。4話が良くなかった。麻も偽善だけど、父親の再婚相手も「猫はどうしたの?」となるはず。5話は良かった。茅島みずき、藤野涼子が良かった。最終話の最後の、殺風景と加藤木の会話は、まあまあだった。

雪女と蟹を食う
タイトルに惹かれて観たけど、もっさりしていた。死が軽かった。良くも悪くも「文学的ラブサスペンス」ではあった。オープニングの、空の蟹はセンスがなかった。重岡大毅はジャニーズのアイドル、だった。久保田紗友は良かった。
料理名のテロップは必要だったのかな(2話)。面会に来た北の両親、親友、同僚に品がなかった(3話)。あの手の設定を観る度に植田佳奈を思い出す。一応、短編集だったけど、北が雪枝一騎の本を読んで、内容を理解するのが早過ぎた。買ったその日に駐車場で読んでいたけど、「夜遅くまで読んで、次の日」くらいが自然だったと思う。ご都合主義に見えた。テレビ番組の件は良かった(5話)。

あなたは私におとされたい
チープだった。原作にも問題はありそうだけど、脚本(鈴木史子)と演出(加藤綾佳)も良くなかった。佐藤友祐、内藤秀一郎は良かった。宇垣美里の演技は学芸会だった。
ノアのトラップ、夏菜の部下の新入社員2人がチープだった。パワハラ、セクハラの件はドラマとして稚拙で観ていられなかった。キスシーンが温かった。

自転車屋さんの高橋くん
脚本(北川亜矢子)、演出(太田勇、山下久義)が稚拙だった。テルちゃんがステレオタイプだった。6話の遼平、最終話の威圧的な父親が好きになれなかった。

青春シンデレラ
グダグダだった。ペラペラの少女漫画だった。久間田琳加の「見た目が地味な女子高生」に無理があった。シンプルにノーメイクに眼鏡、でよかったと思うんだけど、メイクなのか、少しやり過ぎていた。
冒頭、紫苑の告白に対する颯真のセリフがあまりにも、だった(1話)。その後の、掃除のシーンの颯真と辻褄が合わない。一応、理由はあったけど(2話)。今度は告白させて振る、というのなら分かるけど、紫苑が、まだ颯真を好きというのは理解できなかった。合コンで良い雰囲気になった男性の心ない一言があまりにも、だった(1話)。美月の彼氏(3話)、担任(5話)がチープだった。香の呪いはチープだったけど、付き合ってると付き合ってないの違いを確かめる件は少し良かった(7話)。ゲームセンターとバッティングセンターの演出(佐々木梢)がのっぺりしていた(8話)。香はもう少し魅力的に描けたと思うんだけど。美月に対する気持ちは理解できる。紫苑が颯真の進路についてポロっと喋ったり、何でもありだったけど、周囲の人間の人生に与える影響についても一応、触れてはいた(9話)。

高嶺のハナさん2
大スベリしていた。グダグダだった。そもそも、1が良くなかったので、2が作られたのが謎。後半、少し持ち直した。