80(良い)、60(まあまあ)、30(いまいち)

35 岸辺露伴は動かない

25 それでも愛を誓いますか?
25 来世ではちゃんとします2
25 凛子さんはシてみたい
15 アンラッキーガール!
15 言霊荘
15 ただ離婚してないだけ
15 にぶんのいち夫婦
15 ごほうびごはん
10 美しい彼
10 この初恋はフィクションです
05 どうせもう逃げられない

(雑感)

小島藤子、高田夏帆、比嘉愛未は良かったけど、中村ゆりは温かった。米倉涼子はもっさりしている。

めざましテレビに「SUPER RICH」の番宣で出ていた江口のりこの印象が良くなかった。The Timeに「妻、小学生になる。」の番宣で出ていた堤真一が香川照之にドラマの第一印象を聞かれて「また漫画原作かよ、と思った」と、天を仰いでいたけど、あれはない。本音なんだろうけど(一応その後、脚本はよくできているとフォローしていた)。「鹿の王 ユナと約束の旅」のホームページに堤がそれっぽいコメントを残しているけど空々しく聞こえる。アニメ映画=子供騙し、とか思っていそう。実際、映画の出来も良くなさそうだし。

 

共同テレビジョン、The icon、テレパックのドラマはパッとしない。安里麻里、河原瑶の演出は安っぽい。日本テレビと読売テレビのドラマはもっさりしている。TBSのドラマは「半沢直樹」以降、勧善懲悪が過ぎる。ABCの深夜の30分ドラマは、たまに当たりがある。MBSとテレビ東京の深夜の30分ドラマの出来は五分五分だけど、映像の加工は要らない。フジテレビのドラマは未だに過去の栄光を引きずっている。あさイチのオープニングで、直前の朝ドラを観た鈴木奈穂子が泣いていたけど、それほどのものなのかな。「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」のSNSの件は、そういうドラマを作っている人がいかにもやりそうな事、という印象だった。だから、そういうドラマ、映画が好きになれない。同じ理由で北川悦吏子も好きじゃない。

「あなたの番です」で田中圭が原田知世に告白するシーンが観ていられなかった。「グラップラー刃牙はBLではないかと考え続けた乙女の記録ッッ」の岡山天音、「ホットギミック ガールミーツボーイ」の清水尋也が好きになれなかった。「アンラッキーガール!」の板垣瑞生にも感情移入できなかった。「つまり好きって言いたいんだけど、」(1話)の冒頭の教室のシーン、「刑事コロンボ」で犯人にしつこく付きまとうコロンボも好きになれなかった。共感性羞恥とかいうやつなのかな。観ていてゾワゾワした。


岸辺露伴は動かない
最近、BS日テレの再放送で「ジョジョの奇妙な冒険」を、直前、NHKで「岸辺露伴は動かない」のOVAを観てハードルが上がっていた筈なのに、この手のドラマにありがちな、コスプレをした俳優が原作をなぞっている感がなかった。ドラマとして観れた。脚本(小林靖子)の力なのかな。ただ今回、高橋一生の演技が若干やり過ぎているように感じた。 笠松将、白鳥玉季が良かった。第6話「六壁坂」は、演出としては間違っていないけど、全編カラーで観たかった。血を飲むシーンはもっとフェチを出してほしかった。

それでも愛を誓いますか?
脚本と演出はちゃんとしていた。元々B級感があったけど、「土曜はナニする!?」で山下美月に野暮なことを言っているのを観てから松本まりかが苦手で。ラストはイマイチだったけど、「アンラッキーガール!」と比べたら、まだ感情移入できなくはなかった。

来世ではちゃんとします2
ペヤンヌマキといえば、の鼻につく感じが薄くて、今回は観やすかった。相変わらず、後藤剛範は好きになれなかったけど。コンビニの喫煙スペースでタバコを吸っている若い女性を見かけることはあるけど、休憩中、屋上でタバコを吸うのがリアルだ、という発想は何か古臭い気がする。格好つけているのが格好わるいというか。予告しか観ていないけど、「ドライブ・マイ・カー」(濱口竜介)で西島秀俊と三浦透子が車を運転しながらタバコを空に突き上げているシーンも恥ずかしい。

 

凛子さんはシてみたい
グレーディング(黄磊)。ドラマとしてはまあまあだったけど、ゴリゴリに加工、修正された映像にゲンナリした。MBSはこの路線でいくらしい。完全に作り手の自己満足に陥っていると思うんだけど。「どうせもう逃げられない」の映像も完全にやり過ぎていた。ビジュアルデザイン(株式会社マリブ)のセンスなのかな。「美しい彼」の映像は自然で良かった。あれくらいにしておけばいいのに。

アンラッキーガール!
前半は良かったけど、後半は、いつもの読売テレビのドラマだった。グダグダ。脚本自体が中だるみしたのか、2番手、3番手のスタッフ(モラル、青木達也)が担当したからなのか。バカリズムも「殺意の道程」は良かったんだけど。1時間の連続ドラマはハードルが高い。宮藤官九郎、三谷幸喜も四苦八苦していた。樹と香が、幸のために付いた嘘は、いかにも場当たり的だったし、幸の兄の設定も安直であざとかった(6話)。指輪がはずれなくなったらまず検索すると思う(7話)。後半の、香の卓海に対する思いには1ミリも共感できなかった。友達に戻る、というなら分かるんだけど。

言霊荘
ホラーとしてはありきたりだったし、都議会議員の贈収賄疑惑のエピソードはチープだった。

にぶんのいち夫婦
最終章がチープだった。

ごほうびごはん
もっさりしていた。桜井日奈子の演技は垢抜けない。

美しい彼
ペラペラだった。主人公に魅力がなかった。吃音症の設定があざとかった。1話で散々、強調していた割に、2話以降は普通に喋っていたり。原作(凪良ゆう)にも問題はありそうだけど、この軽薄さは坪田文のイメージとも重なる。

 

この初恋はフィクションです

いかにも秋元康という感じのチープなドラマだった。

 

どうせもう逃げられない

ペラペラだった。本田望結の演技が学芸会だった。

 

あなたの番です
安直だった金澤美穂の中国語訛り(なんちゃって)に象徴されるように、真面目に考察する価値のあるドラマには思えなかった。さすがに大コケすると思っていたけど、最終的に帳尻を合わせたのが不思議でならない。だから、「真犯人フラグ」で“企画・原案 秋元康と「あなたの番です」制作スタッフが再集結”といわれても興味が沸かない。

 

日本を飛び越え、世界中で絶賛された大ヒット作「宇宙よりも遠い場所」を手掛けたいしづかあつことMADHOUSEによる最新作「グッバイ、ドン・グリーズ!」”、“「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「君の名は。」の異才アニメーター安藤雅司の監督デビュー作。日本アニメ界最高峰のスタッフによって描かれるエンターテインメント超大作「鹿の王 ユナと約束の旅」”も弱い。 “「電脳コイル」などで知られる磯光雄監督の約15年ぶりとなるオリジナルアニメ「地球外少年少女」”は楽しみ。