良かった。

脚本(川崎良)がちゃんとしていた。
ザケンナーが最後、小さなゴメンナーになって帰っていくのが良かった。執事ザケンナーも好き。
高橋直純(美墨亮太)の声は魅力に欠けた。
アクションシーンが格好良かった。後半、過激になっていたけど、やり過ぎてはいなかったと思う。
自分達がプリキュアになった事を周りに知られないようにする。変身ものの基本もちゃんと押さえていた。37話(羽原大介)。ロミオとジュリエット。変身は一応、舞台袖だったけど、舞台上でジュナと格闘。あれは微妙だった。
39話(影山由美)。キュアホワイトの「幸せって、今、立ってるこの場所からつくるものじゃないの?」。42話(羽原大介)。美墨なぎさの「大切な人を大事に思う、そんな自分の気持ちを大事にしていこうかな」。セリフに説得力があった。
ジャアクキングをも蝕む、全てを食い尽くす闇の力。自分達の為に動き始める3人の闇の戦士。終盤の展開も良かった。
最終回(49話)のラスト(少年の表情)も好き。

6話。丸太にしがみついてきた美墨なぎさを蹴り落そうとしている小熊が可愛かった。演出は小村敏明。ふたりはプリキュア Splash Star はパッとしなかったけど、一応、才能のある人なのかもしれない。
8話(清水東)。冒頭、高清水莉奈と久保田志穂のスイーツ談義のテンポが良かった。演出(五十嵐卓哉)も好き。
9話(羽原大介)。最後、ちゃんと教頭先生から改めてメップルを返してもらうシーンがあったのは良かった。あのシーンがあるかないかは大きい。勉強に関係のないものを学校に持ってくるのは良い事ではないので。
11話(清水東)の美墨なぎさの弟に対する思い、15話(清水東)の美墨岳の娘に対する思いは少し直球過ぎた。
14話(羽原大介)。ニセプリキュアの話のオチが好き。
16話(影山由美)。岡村自動車で本物の小田島友華を見分ける方法が理に適っていた。30話(成田良美)。3人の闇の戦士のプリキュア・マーブル・スクリューへの対抗策も良かった。
18話(川崎良)。谷口聖子から手紙をもらったキリヤの行動も やり過ぎてはいなかった。「好きでもない女の子からクレープをもらって、それを後でゴミ箱に捨てろって言うのか」、12歳。~ちっちゃなムネのトキメキ~(2話)の桧山一翔は酷かった。
21話(川崎良、上田芳裕)。雨の中の告白のシーンが良かった。
26話(成田良美)。プリズムストーンを傷つけるわけにいかないという理由でイルクーボを消したジャアクキングは まだ分かるけど、光のクイーンと闇のジャアクキングは表裏一体、という気になる発言があったのに、躊躇なくジャアクキングを倒したプリキュアは少し気になった。
27話(小村敏明、座古明史)。角澤竜一郎が覚醒するシーンが格好良かった。
28話(羽原大介、西尾大介、はっとりますみ)が良かった。夏の暑さがよく表現されていたし、雪城さなえのけやきの坂の話も良かった。雪城さなえから聞いた教訓を美墨なぎさがすぐ後に、受け売りで藤田アカネに話すシーンを入れる事で説教臭さが中和されてた。美墨なぎさが弱気になるところも良かったし、そこから立ち直るシーンも好き。
34話(影山由美)。美墨なぎさに強いライバル心を抱く小田島友華は いまいちだった。
42話(羽原大介)。全部最後が「ポ」で終わるメップルたちのしりとりが可愛かった。それを受けての、無人の駅のホームでのキュアブラックとメップルのシーンも良かった。
43話(成田良美)。気持ちを誤魔化したり逃げたりしていても苦しいだけ、それがわかっているのに出来ないから苦しんでる。ベタな話だったけど、感情移入は出来た。
44話(川崎良)。メップルたちのプレゼント、藤村省吾の「メリークリスマス」、渡せなかったプレゼント。良かった。
45話。合唱コンクールで歌った「ゲッチュウ!らぶらぶぅ?!」がわるくなかった。
48話(川崎良、山内重保、座古明史、高橋任治)、49話(成田良美、矢部秋則、飯島秀一)。巨人、ジャアクキングとプリキュアの戦いのシーンが格好良かった。


魔法つかいプリキュア!がパッとしない。ハピネスチャージプリキュア!と同じもっさり感が。村山功と三塚雅人は もう少し出来る人だと思っていたんだけど。企画段階で口出ししてくる偉い人に問題があるんじゃないかな。ストーリー的には13年目という事で大変さはあるだろうけど、それを加味しても脚本が良くない。作画にも問題が。構図がのっぺりしていて平面的、スピードの緩急もない。明らかに技術的に稚拙。同じ人が作っているわけではないけど、どうして出来ていた事が出来なくなるんだろう。技術の継承がうまくいっていないような。ふたりはプリキュア、Yes!プリキュア5、脚本はダメだったけど、スイートプリキュア♪、スマイルプリキュア!。あのレベルは維持してほしい。