ー人生における真の悲劇とは、強みを活かせないことであるー
“NOW, DISCOVER YOUR STRENGTH”
によると、
強みとは、
「常に完璧に近い成果を生み出す能力」のことである。
以下、この本に沿って強みについて考えていきたい。
真の強みは真の満足感をもたらすということで、我々は自分の強みを知ることが重要であるが、その強みが仮に気に入らなくても変更することはできないらしい。
繰り返し現れる思考、感情及びパターンを生み出しているものーそれが才能であるのだが、
これは脳内の複数の神経が連動して生み出すもので、ある一定の年齢を超えるとパターンを一から作り直すことはできない。
つまり、才能とは永続的なもの
であるらしい。
その繰り返し現れる個々の行動パターンを知るためには、
シナプスという脳細胞同士がコミュニケーションを取るための脳細胞の接合部が生み出す回線について知る必要がある。
ヒトは3歳の時点で1億5000個のシナプスが形成されるが、15歳までに多くの回路が壊れる。
16歳になる頃には回路の半分が使えなくなる。壊れた回路は二度と再生できない。
使われなくなった回路は衰退し、シグナルを送ってもなんら反応を示さなくなる。
例えば共感の回路が遮断されると、共感が難しくなる。感知できなくなるのだ。
我々は、限られた脳内回路だけが強化されることになる。そのために他の回路は減らされる。
その結果、特定の才能に恵まれた一人の人間としてこの世に存在することになる。
ということだそうだ。
それなのに、
衰退した回路に刺激を与えるような人生では
真の幸せや成功は手に入らないのではないか?
残った回路をさらに強化してこそ
自己ベストを望めるのではないか?
回路は永続的で変更不可なのであれば、
この先の人生も共に歩むことになるのなら、
今すぐに自分の強みをしっかりと認識し、
自分自身を解き放つべきではないのか?
もちろん弱点を完全に無視するべきではない。
しかし
我々はもっと自分の才能を開花するための人生を
歩んでも良いのではないか?
よく成功者が言っているが、
「私は好きなことをしているだけだ」
「やりたいならやればいい」
という言葉がある。
これを表面的にしか捉えていない人は、
これだけの名声と富を手に入れた人物が何を言ってるんだ
としか思わないだろう。
実際私も最近までそうであった。
しかし今ならわかる。
つまり彼らは、
自分の強みを知り、
それを最大限に活かす場を見つけて行動をしている
ということを言っているのだ。
さらに彼らは自分が完璧ではないことを知っているため、
仕事上必要な自分にとっての苦手な分野に関しては、それを自分が頑張って補おうとするよりも
それが強みである人材を見つけ出し 任せている。
なるほど彼らが成功するのは ほぼ必然だ。
ここで大事なのは、
彼らは例えば経営者に必要なすべてを
兼ね揃えていたわけではない
ということだ。
しかし自分の強みを全面に押し出し、
足りない部分はその道のプロに頼むことによって
間違いなく彼らは成功している。
強み革命を起こすのは
今すぐにできる。
自分の行動パターンや繰り返し起こる思考や欲求によく目を向け耳を傾け心を配って欲しい。
それはあなたの強みであり、
必ず活かす場所がある。
そこに行くことだ。
一人一人が
自らの強みを最大限に発揮できることを
願っている。
