「強み」とは何なのか。

最近考えることが多くなりました。



「強み」は、あたかもそれが一人一人の長所であるようにも思いますが、

〈強み=長所〉と簡単に結びつけてしまうのは気が早いと思う今日この頃。


強みとは?



私が行き着いた答えは、

強みとは「傾向が強い」ということで、
それが長所になるか短所になるかは

ある条件や状況を想定してはじめて判断される


ということ。




強みとは

特性、特徴、傾向の

濃度が濃い、度合いが強い


という捉え方ができるのではないでしょうか。



そうなると、私たちが考えなければならないのは、


その強みは、

どんな場面や条件の時に非常に強く発揮され

それが他を圧倒するくらいの力になるのか



逆に、

どんな状況下で押し潰され、発揮する場面が1mmも出てこないのか


ということです。




例えばAという強みが、果たしてすべての現象や物事にプラスに作用するかといったらそんなことはないと思います。

また例えばBという強みは、aという場面では活かされるがbという場面では厄介なものになってしまう...

ということもあり得ます。





ということは、


この「強み」を最大限に活かすことが、自分自身を成功に導くことになる...

自分自身の強い傾向をよく知った上で、さらに強化できるような物事を自ら選択していく術があれば、鬼に金棒のようなもの...



それは自分自身の仕事の選択や業務の選択はもちろん、

集団を動かしたり人の指導をする際もとても大事なこと。




多くの人が欠点を直すことに焦点を当てる傾向があるように思いますが、

そうではなくて、

「自分の強みを伸ばすこと」がどのくらい重要なことなのか、

考えていきたいと思います。


つづく。