とある伝統舞踊の全国大会で優勝した時の私の思考について、お話したいと思います。
今思い返しても不思議な思考でした。
群舞だったので「私、優勝以外要らないから」と優勝を目指すメンバーだけを募りました。
練習を重ね、その時は特に覚えていませんが、そんな調子で本番を迎えます。
当日、会場には大きなトロフィーがステージ上で輝いていましたが、「あれ持って帰るやつだ」と直感とも言えるくらいの確信を持ちました。
「私あれ持って帰るから」とメンバーに言っていました。
結果発表では3位から呼ばれていくのですが、3位から発表と授与がされている間に「ねぇ、誰が優勝トロフィーと賞状もらいに行く? 」「私たちは優勝だからコメント求められそうだよね。何て言う?」と隣のメンバーに聞いていました。
そして間もなく私たちは優勝チームとして呼ばれ、トロフィーと賞状を受け取り、コメントはありませんでしたが、自分たちの席へとトロフィーを持ち帰ったのです。
何度思い返しても不思議な体験でした。
初出場で大会の様子も全くわからず、全国の皆さんのレベルも自分たちのレベルも検討もつかず、それなのに「あ、私優勝するからさ」という意志を通り越した決定事項のような、まるで未来から結果を見ていたかのような、既にわかっていたんじゃないかという具合に感じ、練習も淡々とこなし、さっさと本番で踊り、さくっと勝ちました。
いや、とは言っても、もちろんかなり努力しました。
いつ倒れてもおかしくないというか、「よく生きてるね」とたくさんの人に言われるくらい練習を重ねてきました。
全国に勝つにはあれくらいやらなきゃだめなのか...と、壮絶な日々を思い返すこともあります。
ですが「あぁもう優勝とか無理なんじゃないか」とか、「私たち弱いかも. . .」とかは一切思わなかったのです。
要するに、夢を叶えるために
迷いがなかった
ということです。
しかも夢を夢ではなく
未来における決定事項である
というなんの疑いもない捉え方をしていたということ。
そしてこれらを無理に努力して自分にそう思わせたのではなく、
ほとんど無意識レベルで本気で信じていたこと、
逆に「なぜ私が優勝しないかがわからない」と純粋に思っていたくらい、
私の脳は勘違いしていたのです。
この状態になると夢は叶いやすいと思います。
この状態になると、辛いであろうことや不安になるであろう周りの高いレベルに対して
全く気にならなくなり、
諦めるとか怖気づくとかそういうものは辞書からなくなります。
そうすれば行動に余計な制限がなくなり、あなたの思うがままに突き進むことができるようになるのです。
それに効果的なのがアファメーションやドリームボードなど自分自身に夢や思考を刷り込むことで、
あたかももう自分はそうである又はそうなることが決定した... くらいまで思えればもうこっちのものです。
ある種の洗脳...と言ったら聞こえが悪いかもしれません。
スポーツをやる方なら一度はやったことあるでしょう、イメージトレーニング。そんな感じです。
このような状態になることでなぜ夢が叶いやすいかというと、
結局 恐れず前に進み続けられる
ということではないでしょうか。
夢を叶えられない多くの人の特徴に、
諦めてしまう
躊躇してしまう
疑ってしまう
力を出し切れずに終わる
というものが挙げられると思います。
ということは、その状態を作り出さなければいいわけです。
今回の記事の赤字だけを並べてみてください。
あなたがそうなった時、
それが夢が叶う時です。