肌色がキレイに出ると気持ちいい
あなた以上にあなたを感じる一枚撮ります
Take Your Light
写真家るっちーこと鶴岡です。
ZOOMで
映っている顔の色が青白くなってて血色悪く見えるのが気になる
という声があったのでその対処法を答えてみる。
ZOOMで画面に自分の顔が暗く映ってて、
さらに色が青白いと雰囲気も沈んで見えてしまう。
明るくても青白いことで健康感が損なわれる。
気になる人は気になってしまうのも無理はないと思う。
太陽光だと肌色がきれいに出るので
太陽が出ている時間帯であればそれを使ってきれいに映る場所で
やれば問題もないだろう。
でも夜だったり、日当たりの悪い部屋だったりしたらそれも無理だ。
そうなると便利なのがLEDライト。
お肌を美しく健康的に見せたい
そんな人はLEDライト選びも一歩深くチェックして欲しい。
明るさだけでなく色をきちんと出せる照明かどうか。
そこには色をきちんと美しく出せる、演色性の高い光源が必要になります。
●高演色性かどうか見分けるポイント
では、そのLEDが演色性が高いものかどうなのかを
見分けるときのポイントがLEDライトの仕様にある
色評価指数(CRI)という数字。
Ra≧○○
という表記で表され、○○には数字が入ります。
この数字が色を正確に出す演色性の目安で
大きければ大きいほど色を正しく出すことができる。
高演色性のライトとは簡単に言うと
見た目の美しい色をそのまま映すライト
ということになります。
人間に目はとても高性能で無意識に
いろいろな補正を入れてしまうので
きちんと色が出ているように見える場所でも
カメラを通して撮ったり映ったりすると見た目通りの色が出ない。
カメラには人間の目のような補正ができないので
色をきちんと出せる光源が必要になるのです。
例えばこのライトのCRIは
Ra≧96
CRI96+と表記されることもあるが同じ意味である。
製品サイトはこちら
Raは100が最大値で、
市販されていて高演色と謳われているLEDライトは
この値が90以上のものが多い。
なので上の製品を使えば
顔の色をほぼ完璧にきれいに出すことができるということ。
オススメは値が95以上ある製品です。
ちなみに太陽光はRa≧100
ああ、すばらしき太陽光
中には高演色と謳っておきながらRaの値が80台という製品もあるので
選ぶ際には仕様をちゃんとチェックしましょう。
●肌が青くなってしまう理由はLEDの特性にあり
ちなみに上で書いたRa≧80台というのは
●肌が青くなってしまう理由はLEDの特性にあり
ちなみに上で書いたRa≧80台というのは
お部屋の照明で使われている一般的なLED蛍光灯の値。
高演色というには足りないし、
しかもLEDの性質上”赤”の色が極端に出にくくなります。
それがいま部屋を照らしている光源なのです。
このグラフ、色のついた棒が高ければ高いほど
その色がちゃんときれいに出ると言うことを示しています。
左の高演色性のLEDは全ての色において高いですが
右の一般的なLEDだと高さはバラバラで
しかも赤の値(R9)が極端に低くマイナスになっています。
こうなると赤色をきれいに出すことはこのLEDでは難しくなります。
(トマトやイチゴを撮ると鮮やかな赤がくすむのはこのため)
この光源の下で映れば当然お肌から赤みが抜けてしまい
青っぽく映ってしまうというわけです。
お部屋の照明がこのようなものでも
顔には高演色性のLEDライトを当ててあげることで
顔色は血色良くきれいに映るようになります。
特にLEDライトは赤みのR9と青みのR12が鬼門なので
もし気になっているLEDライトのサイトに
色ごとのグラフがあればそれを見て
その二つの値が90近辺あれば
色味に関してはさらに安心して使えるものでしょう。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20200506/13/phototsuruoka/c3/bb/p/o1370102814754516458.png?caw=800)
Ra≧96のLEDライトを顔に当ててます
めっちゃ顔色がが健康的。
中にはLEDの色味を寒色系から暖色系に可変できるものもあるけれど
暖色系にしたからと言って演色性が低ければ
やはり色の再現性は悪いままなので
お肌の色が自然でなくなるのは避けられません。
バーや飲み屋で食べ物を撮ると見た通りの色が出てこないのと同じです。
●で、どれを選べばきれいな肌色で映るの?
美しく健康的な肌色で映るために
どんなLEDライトの選べばいいのか、ポイントをまとめると
①高演色性のものを選ぶ Ra≧95以上が目安
②①を満たしたで色ごとの再現性のグラフがあれば
R9とR12で90以上であればなおよい。
この二つです。
②はグラフを公表してないこともあるので
その場合は考えずに①だけを目安にすればいいでしょう。
●まとめとデメリットも少々
高演色性の光源を使えば
肌の赤みも戻ってきて
美しく健康的に映る。
食べ物もおいしそうに映る。
そして見た目も自然で目にも優しい。
目が疲れやすい人の照明としても高演色LEDはオススメです。
こう書くといいことづくめの高演色性LEDライト。
デメリットもあって
一つは価格。
普及はしてきたもののまだ人によっては高価だと思う金額ではあります。
LEDリングライトでRa≧95クラスになると10000円オーバーするくらい。
そしてもう一つが家庭用の照明器具に使える形での普及がまだまだと言うこと。
直感蛍光灯との互換性がある製品は存在していますが
丸形蛍光灯と互換性がある製品はまだ見たことがありません。
なので家庭で使う場合は一般的な蛍光灯で部屋は照らし
スポットで高演色のLEDライトを使うというスタイルがおすすめです。
、
肌がきれいに映ること
美人に映ること、
目に優しい光が欲しい
このポイントを大切にしたい人にはぜひオススメしたいです。
ちなみにこれら写真も高演色性のLEDを光源に撮影しています。
(カーテンからは太陽光)
(カーテンからは太陽光)
肌の色や質感がキレイに出ると撮ってる方も気分が上がる^^
上の二枚の写真とぼくが写っている写真はこちらのライトで撮っています。
photo by しいなとも
【ラジオにゲスト出演しています】
2018年2月11日放送分
ホンマルラジオ北海道"ERIKO NOTE"に出演しました。
2018年4月5日放送分
はしのんの「はしらずのんびりココロのラジオ」
に出演しました
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